どうやら「構造的には可能」らしい。そして需要もある。だったら、やるしかないよね、ランドローバーさん。なんの話?って、トラックだよ。ランドローバーのディフェンダー、ピックアップバージョンが復活するようなんだ。
新しいディフェンダープロジェクトのチーフ、ニック コリンズは、トップギアのカーオブザイヤーの審査員の会議で、このクルマの可能性について質問された。旧型(と他のすべてのタフなピックアップ)は、フレームシャシーなのに対し、新しいディフェンダーはモノコックだが、それでも実現させることができますか?と。
「(モノコックであれば)構造的には可能です。そして、需要もありますし」とコリンズは言った。それから、そのうわさを潰すために何も発言しなかった。
「今後の計画についてはコメントしません」と彼は続け、「しかし、この空間を見ていてください」と、またもや憶測を鎮めるために何もしなかったのである。
このピックアップは、取り外し可能なハードトップやキャンバスチルトだったので、むき出しで走行することができ、農場などのオーナーにとっては、旧型ディフェンダーの重要な部分であった。じつは、新型ディフェンダーの発表時には、このような実際の労働で使う人々を置き去りにしたハイスペックなラグジュアリー4x4になってしまったという批判が多くあったのも事実なのだ。
しかし、ランドローバーは、現在のレンジだと、よりシンプルなコイルスプリングモデルと商用ハードトップのバリエーションがあるのも指摘しているので、最低価格は、十分なスペックのダブルキャブのトヨタ ハイラックスまたは似たような車種から、そう遠くないものになるだろう。
コリンズ氏は、ハードトップモデルの販売について「我々はすでに法人や公益団体に話をしています」と述べた。
ピックアップバージョンは、山や村で働く人々を満足させることを目的として、さらに検討されるだろう。そして、こういった人たちの声に応えることも、ディフェンダーのもつ「信頼性」への評判を上げていくことにつながっているということを、ランドローバーもわかっているのだ。