お陀仏になっちゃったイギリス発9つのカーエンジニアリング

06ティレル P34 F1カー

イギリスの古典的な考え方がここにある。フロントタイヤを4本にするということは、ステアリング(アンダーステアを低減)とブレーキ(ドライバーが後からブレーキをかけることができるように)の接触面積が大きくなることを意味する。さらに、フロントタイヤを小さくすれば空気抵抗が減るため、トップスピードは健康的に元気よく伸びる。

では、なぜ今日のF1マシンはすべて6輪車ではないのだろうか?

その理由のひとつには、グッドイヤーが1つのチームのために特注のチビタイヤを開発し続けることを拒否したこと、そしてチビ前輪の高速化がブレーキのオーバーヒートやフロントタイヤの消耗を招き、リアタイヤよりも数十周早く消耗してしまったことが挙げられる。そして、1970年代の安全基準では、長い間、限界を超えた走りはしたくないだろう。現在、FIAはこの厄介なタイヤを完成させる前に、6輪車を禁止している。

このタイヤで3秒台のピットストップを狙うことを想像してみてほしいんだ。わかるだろう?

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