ランボルギーニとドゥカティのコラボバイクはシアンからインスピレーション

アウトモビリ・ランボルギーニとドゥカティは、両社によるコラボレーション「Ducati Diavel 1260 Lamborghini」を発表した。ナンバリング入り630台限定の「Ducati Diavel 1260 Lamborghini」は、2020年12月末以降、ドゥカティのディーラーで販売予定だ。

ドゥカティとランボルギーニは、スポーティーな感覚、デザインへのこだわり、ディテールへの細心のこだわりという価値観が共通する、イタリアンエクセレンスを追求した2社だ。こうした共通のアイデンティティから、ドゥカティのデザイナーたちはランボルギーニのプレステージモデルの一つであるSian FKP 37にインスパイアされ、今回のスペシャルプロジェクトが生まれた。

Diavel 1260 Sをベースにした「Ducati Diavel 1260 Lamborghini」は、Sian FKP 37のコアコンセプトをオートバイの世界に持ち込み、Diavelの特徴的なコンポーネントのデザインに反映させている。新しく登場した軽量のフォージドホイール、バイク本体に重なりフロートしているかのようなカーボンファイバー製のエアインテークとラジエーターカバーはシアンを彷彿とさせるものだ。象徴的なドゥカティのレッドはブレンボ製ブレーキキャリパーの色で表されている。

このプロジェクトのためにドゥカティのスタイル・センターで手を加えられたバイクのディテールには、同じくシアンにインスピレーションを得たカーボンファイバー等の貴重な軽量素材を使用。ラジエーターカバーとエアインテークのほか、サイレンサーカバー、スポイラー、タンクカバー、シートカバー、フロント/リアのマッドガード、ダッシュボードカバー、ヘッドライトフレームもカーボン製となっている。

アウトモビリ・ランボルギーニ (ミィティア・ボルケルト)は次のようにコメントした。「ランボルギーニのデザインの力強さは、自動車業界でもっとも認知度の高いブランドの一つだと確信しています。すっきりとしながらも際立つ、独特のシルエットはランボルギーニのデザイン思想の根本にあります。私たちはデザインに対して未来志向のアプローチをとっています。これによりランボルギーニはその を他の製品に取り入れることを可能にしています。今回のコラボレーションは、強力なチームワークを通して実現しました。スタイルと『ファン・トゥ・ドライブ』を追求するブランドであるという両社の強みを活かしています」

ドゥカティ の (アンドレア・フェラレーシ)は次のようにコメントした。「ランボルギーニ シアンにインスパイアされた「Ducati Diavel 1260 Lamborghini」は、2社に共通する価値観を讃えるモデルだ。どちらもイタリアのブランドであり、どちらも本質的にスポーティーであり、デザインで他との違いが際立っている。「Ducati Diavel 1260 Lamborghini」は、 Sian FKP 37と同じデザイン思想に基づいて創り出された、他とは異なる存在なのです」

「Ducati Diavel 1260 Lamborghini」のリバリーも、ドゥカティのスタイル・センターとランボルギーニのチェントロスティーレのコラボレーションによるもの。Sian FKP 37と同様にボディには特徴的なVerde Gea(グリーン)、フレームとアンダートレイ、フォージドリムには Oro Electrum(ゴールド)を使用している。ランボルギーニを象徴するデザイン要素である六角形はエキゾーストに、「Y」モチーフはシートのディテールにはっきりと見ることができる。

Diavelのカラーリングには、サンタアガタ・ボロネーゼで1963年に設立されたランボルギーニにとって重要な「63」というナンバーがデザインされています。この10倍にあたる630台を、今回ドゥカティが限定生産するというわけだ。やはりイタリア同士ということで、相性が良さそうなので、今後もコラボが展開されることを願っている。

https://www.lamborghini.com/jp-en
https://www.ducati.com/jp/ja/home

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