11月18日に世界発表となった、ランボルギーニ ウラカン STO。次に実車を目の前にできたのは、日本だった。日本時間の11月20日、会場は東京・六本木にオープンしたばかりのTHE LOUNGE TOKYO。ここでランボルギーニ ウラカン STOがお披露目された。決して広いとは言えない1Fのフロアに詰め込まれた感じのランボルギーニ ウラカン STOだったが、実際のサーキットに招待されたVIPと同じ臨場感を体験できるようにデザインされていた。観客席でのサーキット観戦をイメージしたスターティンググリッド、2FはVIP観戦スイートルームを再現したピットウォークスイート、3Fはホスピタリティゾーンのパドッククラブを設置し、デイトナのサーキットさながらの雰囲気を作り上げていた。
アウトモビリ・ランボルギーニのHead of Japanであるダビデ スフレコラは次のようにコメントした。
「ランボルギーニ最新V10モデルの発表にあたり、この興奮を皆様と共に分かち合うことができることを大変嬉しく思っています。ウラカン STOのモットーは、「Based on a true story(実話に基づいている)」ということです。事実、ランボルギーニはスクアドラ・コルセが得た技術的進歩、そのヘリテージをロードカーに活かしたいと思っていました。その技術的進歩は、2018年、2019年、2020年と3年連続でデイトナ24時間耐久レースカテゴリーにおいて優勝した事実に基づいています。この車両性能の技術とノウハウが注ぎ込まれた結果が、今日発表したウラカン STOなのです。豊富なカーボンファイバーを使用した非常に軽量なクルマで、エアロダイナミクスを大幅に向上させた生粋のレース・マシンが誕生しました。11月18日(水)の世界発表の後、日本はその真新しい衝撃を目撃する初めてのマーケットとなります。これは、私たちがいかに日本を愛し、また世界で最も重要なマーケットのひとつとして優先していることの裏付けでもあります」
最高出力640hp、最大トルク565Nmの自然吸気V10エンジンを搭載する後輪駆動のウラカン STOは、0-100km/h加速3.0秒、0-200km/h加速9.0秒という加速力で最高速310km/hを実現している。価格は3,750万円で、2021年春以降からデリバリー開始予定である。