ランボルギーニ、9月過去最高を記録しV字回復へ

アウトモビリ・ランボルギーニは9月の月間デリバリー台数が738台に達し、9月としては過去最高を記録した。直近3カ月間に好調が続いたことで2020年第四半期のデリバリー台数は2,083台となり、ランボルギーニが抜けて業績のV字回復へと向かうかたちとなった。

今年はコロナ禍という困難に直面したが、ランボルギーニはこの状況を、ニューノーマルという新たな日常下での事業再編・経営機会と捉えた。スタッフの安全を最優先に、自動車業界では先陣を切って生産拠点とオフィスを閉鎖したが、その7週間後には中期経営戦略の修正を行い、ダイナミックに事業を再開した。

再開後はウラカン EVO RWD スパイダー、シアン ロードスター、エッセンツァ SCV12という3つの新モデルを次々に発表し、ウルスとアヴェンタドールで生産台数10,000台という重要なマイルストーンを達成したほか、ソーシャルメディアでも確実に存在感を伸ばし、イタリアを支援する文化プロジェクト「With Italy, For Italy」を立ち上げている。

アウトモビリ・ランボルギーニの会長兼CEOのステファノ・ドメニカリは次のようにコメントした。「この結果は非常に誇れるものです。私たちがこれまで素晴らしい仕事をしてきたことを改めて証明し、自動車業界における、野心的で魅力的な力強いブランドとしてのランボルギーニの位置付けを引き続き支えています。当社は極めて不透明な時期を、優れた柔軟性、先見性と即応力で乗り越えました。熱心なお客様とつながる新しい方法を試行しつつ、将来を見据えながら新しいゴールに向けて前進を続けてきました。これこそが、ランボルギーニが他社と一線を画す特徴の一つでしょう」

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