【トップギア 試乗】アストンマーティン DBX


3.内装

ご期待通り、ほとんどのDBXには牛の群れに相当する量のレザーが組み込まれ、なんだかバターのように風味豊かで、イギリスでは35種類のカラーと素材から選べるデフォルトのチョイスと、どこにでも散りばめることができる2種類のブライトウェアの仕上げがある。それだけでは物足りないなら、AMの「Q」部門でフルオーダーメイドして、憧れのペパーミントグリーンオーバータンを手に入れることもできるが、あまりにも美味しそう過ぎて、味覚警察に追われることになるかもしれないのでご注意を。フロントシートは特にきれいで、それ以外の部分は、正直、4人乗りに適している。まあ、たまに5人乗りくらいだったら良いと思うけど。一般的な足元とヘッドルームの広さは非常に良好で、ゆったりとしたホイールベースのせいか、ドアは物理的に短いが、大きく開く。つまり、DBXはその全幅にもかかわらず、狭い駐車場でも驚くほどの収容力があり、便利だということ。623リッターのトランク(ほとんどの用途には十分な大きさ)があり、後部座席はフルスプリット構成で、トランクの床下にはもう一つ62リッターの収納スペースがあり、必要に応じて豪華なリムービングバンの真似をすることだってできるのだ。
フロントには12.3インチのインストルメントクラスター用スクリーンがあり、センターコンソールには10.25インチのマルチメディアスクリーンが設置されている。お察しの通り、メルセデス製だ。それはすべて非常に素晴らしいのだが、センターの長方形のスクリーンが、系統だった形のトリムの後ろにあるので、少し見当違いに見える。今回試乗した初期のクルマでは、まだレスポンスタイムも悲惨なものだった。タッチスクリーンがないため、全体が少しスマートさに欠けると感じてしまう。実際には非常に便利なことは、中央のトンネルの下のストレージエリアだ。もし、どこかに小さなバッグを置きたいときに嬉しいだろう。しかし、全体的には、まともな視界を持ち、たくさんのガジェットがあり(標準のステレオシステムでさえ、800ワットのサムソン/ハーマンの14スピーカー付き800ワットのものだ)、高級船のような雰囲気を持つクルマなのである。

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