04 フェラーリ ミトス
1989年の東京モーターショーで波紋を呼んだミトス。実質的にテスタロッサを改造したもので、ドナーカーのフラット12エンジンとマニュアルギアボックスを搭載し、ピニンファリーナがスタイリングを担当し、最先端の複合材を使用している。そのスタイリングの要素は、6年後に発売されたF50にも引き継がれている。
当初のコンセプトカーは最終的に日本のコレクターに売却されたが、ブルネイのスルタン(と彼の小切手帳)は、ピニンファリーナを説得してあと2台を自分のものにするように説得したようだ。
ピニンはピニンファリーナの50歳の誕生日を記念して作られた4ドアのフェラーリだ。悲しいかな、生産こそされなかったが、これまでに生産された唯一の4ドアのフェラーリであることに変わりはない。少なくとも、会社の最初のSUVが現れるまではね。もちろん、スルタンの特別な456は、ガン無視してるよ。