ポルシェ 911タルガ 4S ヘリテージデザインエディションの次は何が出る?

ポルシェ 911タルガは、すでにかなりレトロな雰囲気を醸し出している。しかし、一部の人にとってはまだまだ十分にレトロではないようだ。911タルガ 4S ヘリテージデザインエディションの受注が始まった。価格は、26,160,000円。

しかし、我々のような昔の皮肉屋でさえ、この911タルガ4Sヘリテージデザインエディションだけに提供されているチェリーメタリックのような楽しいペイントが大好きなのだ。ご希望であれば他の色を選択することもできるが、そうしたくはない。クルマの形をしたチェリードロップのように見えて、大好きなのだ。

赤とクリーム色のインテリアは、ルバーブとカスタードのお菓子を連想させる。また、ポルシェデザインは、リミテッドエディションのオーナー専用の高級腕時計として、クロノグラフ 911タルガ4S ヘリテージデザインエディションを作成している。この機械式腕時計は、すっきりとしたエレガントなデザインで、車と同様に992モデルに限定されている。

ヘリテージデザインはポルシェの新部門で、昨年のステッカーを貼った911スピードスターはそのアイデアのプロトタイプに過ぎないと聞いている。このタルガは、今後数年で登場する4台のうちの最初の1台で、それぞれが1950年代から60年代初頭にかけての異なる時代にちなんだものとなっている。スタースカイ&ハッチ風の白い槍をフロントフェンダーにあしらっただけでなく、1963年のポルシェの紋章を現代のものに置き換えたものなど、レトロなバッジも多数見られる。

リアデッキのポルシェヘリテージバッジは、10万km走行を達成したポルシェ356の顧客に授与されたものに似ている。市場の投機家にとっての朗報は、このバッジを獲得するためには1kmも走行しなくてもいいということだ。初代ポルシェのスポーツカーを彷彿とさせるコーデュロイがシートやドアトリムに使用されていますが、これは「ポルシェ356にすでに使用されていた素材が復活し、1950年代の流行とファッションを蘇らせたことを示している」とのこと。

幸いなことに、パワートレインは50年代には遡らず、このクルマはタルガ 4Sのトリムのみが用意されている。つまり、最高出力450PSの水平対向ツインターボエンジンを搭載し、8速デュアルクラッチトランスミッション(PDK)の最高速度は304km/h、911タルガ(ローンチコントロール使用時)の0-100 km/h加速タイムは3.6秒をマークしている。ギアボックスは8速PDKのみだ。

「私達はヘリテージデザインモデルによって、お客様とファンの皆様の1950年代、60年代、70年代、80年代の記憶を呼び起こします。これらのエレメントを現代的に解釈し展開するのに、ポルシェほどふさわしいブランドは他にありません。私達はこのような方法でお客様のご要望にお応えします。さらに、このエクスクルーシブなスペシャルエディションとともに、当社の製品戦略において『ライフスタイル』を表現する新しい製品ラインも確立します」と、ポルシェAG取締役会会長のオリバー・ブルーメは述べている。

「我々はこれらのエディションを制限しているのです」とブルームはトップギアに語った。「我々は、後に'60年代のエディションを行う予定です - そして70年代と80年代 - すべて最先端の技術を備えています。年間3万台の911が出ていますが、50年代版の992を手掛けるつもりです。これはコレクターとファンのためのものです。中には4台すべてを手に入れる人もいるでしょう」

ポルシェはヘリテージ 718をやるのかを聞いてみた。「まだ決めていません。それは良いアイデアかもしれません。お客様からのフィードバックを待っているところです」

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2020/06/22628/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 063

アーカイブ