トップギア マガジン 副編集長、ジャック リックス
思い出深いロードトリップといえば、2014年のニュルブルクリンク24時間レースからロンドンまでの帰路だろう。GT-R Nismoを運転して戻ったのだが(同僚を助手席に乗せ、600psのパワーでアウトバーンを走行して彼を怖がらせたものだ)、悲惨なまでの二日酔いに加え、隣の部屋の騒がしいドイツ人のせいで寝不足でもあった。そのコンビネーションがなければ、もっと爽快だっただろう。断続的にアクセルを乱暴に、そして全開で踏み込んでいたおかげで、気を付けて運転することができる程度にはアドレナリンが分泌されていたが、コイツの石のように固い乗り心地とは、その日は友達にはなれなかった。たしかある時点では282km/hを出していたはず。若気の至りね。