トップギアのスバリストが指南!スバル WRXにまつわる5つのエピソード

02 オーストラリアでは逃走用のクルマとして選ばれていたことがある

小さくて、軽快で、スピードを出すのも簡単で、赤ちゃんの頬をつまむかのごとく扱いが簡単なWRXは、犯罪者が逃走用のクルマを選ぶ場合に、まっさきにチョイスされていた。そして、すでに2017年の映画『ベイビー・ドライバー』を思いついている人もいるだろう。誰も近くにジョン ハムほど魅力的な助っ人などどこにもいないだろうということは、わかっちゃいるけど。

また、エドガー ライト監督のテンポの速いウィットとは正反対の展開を想像してみてほしい。一般的に、こういった場合の犯罪といえば、車両で店舗などに突っ込み、物品を窃取して、すぐに逃げるような「ラム・レイド」である。美術品をこっそりと盗む『トーマス・クラウン・アフェアー』は難しい。

ところで、オーストラリアの哀れな警官たちは、大型でリアドライブでV8を積んだコモドールやファルコンで彼らを捕まえようとしているのか?そう思うのも無理はない。「ニューサウスウェールズ警察の推定では、少なく見ても、過去2年間にインプレッサを含む100件以上の追跡があった」という、オーストラリアの報告書があるが、「追跡中に捕まった者は一人もいない」のだそう。

オーストラリアではいつものように、WRXを全面的に禁止し、出力を制限し、すべてのロードカーに速度制限装置を付けるという、お決まりのお決まりの官僚主義的な馬鹿げたことが行われていたが、ついにWRXの登録を難しくするというアイデアにたどり着いてしまったのだ。ああ、そして、法の裁きを受けたくないという犯罪者予備軍の中には、WRXを何台か買ってしまったという人がいるはずだ。

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