こんなご時世だから…フェラーリ ローマと花見を楽しもう

コロナウィルスで、日本でも場所によっては緊急事態宣言が出され、外出自粛が本格化してきた。今年は、思いのままに桜を楽しめなかった、という人も多いはずだ。そんな時期だからこそ、フェラーリ ローマの日本発表とともに撮影された、桜+フェラーリ ローマの写真を眺めて、癒やされようではないか。

すでにフェラーリ ローマの動画でお伝えしたとおりだが、このクルマは11月にイタリアのローマで初披露された最新V8 2+クーペである。現代版 “ドルチェ・ビータ(甘い生活)” を体現したというフェラーリ ローマだが、フェデリコ フェリーニ監督の映画の『ドルチェ・ビータ(甘い生活)』からは、どこか退廃的な雰囲気も漂っていた。フェラーリ ローマからもかすかに退廃的なものを感じることができるし、ことさら満開の桜をバックにしたローマからは、死と隣り合わせのエロティシズムまでもが見るものを虜にさせてくれるかのようだ。

エンジンは最高出力 620 cv を誇り、4 年連続でインターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤーを獲得している V8 ターボ・ファミリーだ。主なイノベーションには、新しいカムプロフィールのほか、タービンの回転を測定する速度センサーがあり、これによってタービンの 1 分あたりの最大回転数が5,000 rpm 高まっている。また、ガソリン・パティキュレート・フィルター(GPF)を採用し、最も厳しい排出ガス基準であるユーロ 6D に適合させた。GPF は、エンジンの燃焼で発生する粒子状物質を捕集する閉鎖型の多孔フィルターである。フェラーリのエンジニアにより GPF が最適化されたため、ドライビング・プレジャーが損なわれることはない。

ボディシェルとシャシーは、最新の軽量化技術と高度な生産技術を取り入れて変更された。コンポーネントの 70%が完全な新設計となり、ミッドフロント・エンジンの 2+クーペであるフェラーリ ローマは、セグメント最高のパワーウエイト・レシオ(2.37 kg/cv)を達成し、その結果、ハンドリング・ダイナミクスとレスポンスが強化された。

リアスクリーンと一体化した可動リアスポイラーにも注目が集まる。格納時は車両のフォーマルな優美さを損なわず、高速走行時には自動で起動し、強力なダウンフォースを発生させる。

エクステリアでは1960 年代の伝説的なグランドツーリング・フェラーリが誇ったスポーティーなエレガンスを追求している。当時のフロント・エンジンモデルのシンプルでありながら優美なフォルムや、2+クーペのファストバックを現代的なアレンジで昇華させている。

インテリアでは空間と形状を決める新たなアーキテクチャ・コンセプトが開発された。ドライバー側とパッセンジャー側に別々の空間、“セル”を生み出す手法で、フェラーリの他のモデルに導入されているデュアル・コックピット・コンセプトの進化版に仕上げられている。

フェラーリ・ジャパン株式会社 代表取締役社長フェデリコ・パストレッリは、「フェラーリ ローマは、フェラーリの歴史の中で、ミッドフロント・エンジン V8 2+クーペを運転する、最も強力で楽しいものになるでしょう。また、デイリーカーとして、日本のお客様に優れた快適性と運転体験をお届けできることを期待しています」と述べた。

来年の春は、愛車と満開の桜を楽しみたい。

https://www.ferrari.com/ja-JP

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