オランダのイカれたスーパーカーメーカー、スパイカーが復活した。仮想通貨の巨富をバックに蘇った「C8 プレリアトール XXV クーペ」は、アウディ製V8を811psまで引き上げ、むき出しのシフトリンケージを持つ「真のマニュアル」を搭載している。物理ボタンを廃絶する現代のトレンドに逆行するかのような、過剰な金属加工と航空機モチーフの狂気に満ちたオランダの工芸品に迫る。
世界中のカササギ(光り物を好むとされる鳥)たちよ、よく聞け。ピカピカの新しいスパイカーが街にやって来たのだ。
その通り、あのイカれたオランダのスーパーカーメーカーが戻ってきた。そして、この「C8 プレリアトール XXV クーペ」とともにブランドを再始動させる。決してキャッチーな名前とは言えないが、そのルックスは古典的なスパイカーそのものである。
もちろん、我々は2016年にスパイカーからプレリアトールと呼ばれるこれと似たような車を見たことがある。それはサーブ買収の失敗後であり、他の多くの財政問題が巻き起こる前のことだった。しかし、それらすべてを経た現在、1999年からの創業者であるビクター ミュラーが再び指揮を執り、ウクライナ生まれの暗号資産ビジネスマンであるウラジミール ノソフが共同所有者として参画している。
つまり、スパイカーがプレリアトール(ラテン語で「戦士」を意味するらしい)を復活させる時が来たのだ。この新しいXXVバージョンは、完全に自社設計された新設計のスペースフレームを採用し、アルミニウム製のボディパネルは英国のコヴェントリー プロトタイプ パネルズ社によって新たに成形されているという。
際立った特徴は? そうだな、あちこちにNACAダクトがあり、ルーフスクープの上には巨大なフィンが取り付けられ、航空機をモチーフにしたデザインがふんだんに盛り込まれている。リアライトはジェットエンジンのアフターバーナーのように見えるようデザインされており、グリルやベントにはロケット製造の世界から持ち込まれた、ワイルドなアイソグリッド構造の格子が採用されている。
さらに、ミッドマウントされた4.0リッターのツインターボV8エンジンの存在も忘れてはならない。これは811psと1,000Nmのトルクを叩き出し、そのすべてのパワーはスパイカーが「真のマニュアルギアボックス」と呼ぶものを通して路面に伝えられる。おなじみの、むき出しのシフトリンケージも健在だ。
インテリアはレザーとアルミニウム、そして適切なアナログメーターで溢れており、唯一のスクリーンは小さなヘッドアップディスプレイのみである。そしてもちろん、スパイカーが製造を約束している25台の車はすべて完全にカスタマイズ可能だ。だから、必ずしもゴールドのパーツとオレンジのレザーを組み合わせる必要はない。価格についてはまだ発表されていないが、もしわざわざ尋ねなければならないようなら( 買う資格はない、という皮肉)…。
ああ、それからスパイカーは「次なる章」の一環としてGT3レースへの復帰を計画しており、同じくらい興味深い名前を持つSUV「D8 ペキン トゥ パリ」の開発も継続すると述べている。これは2006年のジュネーブ モーターショーで「D12」として初公開されたものなので、完成までにはまだかなりの作業が必要かもしれない。
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新車にリースで乗る 【KINTO】
=海外の反応=
↑「最近ペトロールグリーン( ティール系の青緑色)が流行っているが、大賛成だ」
↑「スパイカーのD8を作るなんて、どういう神経をしてるんだ?」
↑「この数年、大手のメーカーが疑問符の付くようなスタイリングを採用している中で、スパイカーが何年経ってもおなじみのデザインを維持しているのは素晴らしいことだ。私は普段SUVには興味がないが、D8にはとても惹かれる。もし2006年に生産開始していれば、現在では飽和状態となっているプレミアム パフォーマンスSUV市場で確固たる地位を築けていたはずだ。彼らの幸運を祈るよ」
↑「アラブの富豪か、カニエ( ラッパーのカニエ ウェスト)のためにデザインされた車だな」
↑「マネーロンダリングを目立たなくやるにはいい方法だ」
↑「色が助けになっているのかもしれないが、特にフロント周りにアストンマーティンの雰囲気を感じる。素晴らしい車だけどな」
↑「まずは、スパイカーが健在であることを嬉しく思う。(中略)あの装飾的で、船のようで、ゴシック的とも言えるスタイリングは極めてユニークだ。パガーニでさえスパイカーほど極端ではない。(中略)SUVのD8はゲームのTDU2( テストドライブ アンリミテッド 2)で乗ったのを覚えているが、モンスター級だった。(中略)スパイカーの魅力はそこにある。外見の凄さがそのまま内装にも現れている。できることならホイールナットにまでローレット加工( 滑り止めの凹凸加工)を施すだろう。スパイカーは不必要な場所にまで触覚的な表面処理を施すのだ。これがラグジュアリーメーカーに期待される芸術性や過剰さの極致でなくて何だというのか。パガーニと同じく、それを極限まで突き詰めているんだ」
↑「やりすぎ感はあるが、昔からスパイカーとその車には弱いんだよな。見事に狂っている」
↑「幸運を祈るよ。アウディのV8を積むという伝統を守っているのも素晴らしい。(中略)VWグループのW型エンジンの知的財産を引き継ぐ絶好の機会じゃないか?」
↑「スパイカーの変わったやり方を考えれば、古いパサートからW8エンジンを引っ張ってきても驚かないね」
↑「狂気じみていて最高だ。トップマウントのエキゾースト、フィン、NACAダクト、ゴールドなど、あらゆる要素を詰め込んでいるにもかかわらず、リベラーチェ( 派手な衣装で知られた米国のピアニスト)の『特別な日専用』クローゼットから飛び出してきたようなリアエンドを除けば、美しくバランスの取れた車に仕上がっている。スパイカーのない世界なんてつまらないよ」



