スマートフォン世界第3位の中国シャオミ(Xiaomi)が、人気ドライビングシミュレーター「グランツーリスモ」のコンセプトカープロジェクトにテクノロジー企業として初参戦を果たした。巨大なリアウィングを持たない流線型ボディに、マグネット式の静止ホイールカバーなど斬新なアイデアを詰め込んだ「シャオミ ビジョン グランツーリスモ」。すでに1527psのEVサルーン「SU7 ウルトラ」を市販する同社だけに、将来のハイパーカー市販化への期待も高まっている。
ビジョン グランツーリスモのコンセプトカーをデザインするために招待された最新の自動車メーカーは…実はまったく自動車メーカーではない。
そう、これが「シャオミ ビジョン グランツーリスモ」であり、その製作者たちは「テクノロジー企業が、エリート集団であるビジョン グランツーリスモ プロジェクト(※人気ドライビングシミュレーター『グランツーリスモ』のために、世界のブランドが独自のコンセプトカーをデザインするプロジェクト)に参加を招待されたのは初めてのことだ」という事実をことのほか誇りに思っている。
もちろん、シャオミ(※サムスンとアップルに次ぐ世界第3位の中国スマートフォンメーカー)は現在では電気自動車を製造しているが、同社が初のサルーンである「SU7」を発表したのは2023年末のことだ。かなりの急成長である。そして、このビジョン グランツーリスモはバーチャルな世界にしか存在しないものの、同社がすでに1,527ps(1,527bhp)の「SU7 ウルトラ」を生産していることを考えれば、将来的に本物のハイパーカーが登場することも完全にあり得ない話ではないかもしれない。
とにかく、コンセプトの話に戻ろう。シャオミによれば、この流線型でティアドロップ(水滴)形状のハイパーカーは、「最先端の空気力学とAI主導のインテリジェンス」を融合させたものだという。
デザイン哲学は「風に彫刻された(Sculpted by the Wind)」であり、背面に巨大なウィングを持たずとも十分なダウンフォースを生み出すものを創り出すことが計画だったと私たちは聞かされている。
つまり、アンダーボディ(※車体底面)がダウンフォース発生の仕事のほとんどを担っており、巨大なチャンネル(溝)がバーチャルな空気を車体後方へと送り込んでいるのだ。リアには巨大な「後光(ヘイロー)型のテールライト」があるが、それだけでなく「アクティブ ウェイク コントロール システム」と呼ばれるものがあり、どうやら空気の爆風を使って、乱気流を車体後方からさらに遠くへ押しやる仕組みのようだ。
ホイールもかなり気の利いた作りで、半透明のカバーがマグネットの力により、その後ろでホイールが回転している間も完全に静止した状態を保つようになっている。あ、それから、インテリアはバケットシート(※体を包み込むようなスポーツ走行用シート)を廃し、代わりに巨大な一体型のソファ風シートを採用している。ダッシュボード下部を横断するスクリーンは、BMWの新しい「パノラミック iDrive」のセットアップをプンプン匂わせているものの、座り心地は良さそうだ。
「シャオミ ビジョン グランツーリスモは、単一の指標で極限を追求するのではなく、完璧にバランスの取れた空気力学を通じてピーク効率を提供し、電動ハイパーカーにおける低空気抵抗と高ダウンフォースのバランスにおいて新たな高みに到達することを目的としています」とプレスリリースには記されている。
「この招待状自体が、シャオミが成し遂げてきたことへの評価です」と、デザイン部門のトップであるティエンユアン リは語った。「これにより、ミュンヘン、北京、上海の各チームが協力し、限界を押し広げ、制限なしにデザインされた未来のハイパーカーがどのような姿になり得るかを思い描くことができました」 気に入ったかな?
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新車にリースで乗る 【KINTO】
=海外の反応=
「綺麗だ! …リアを見るまでは」
「↑テールライトがグリンチ(※アメリカの絵本や映画に登場する、吊り上がった目が特徴の緑色のキャラクター)っぽさを醸し出してるな」
「ついに中国ブランドがVGT(ビジョン グランツーリスモ)のパーティーに参加してくれて嬉しいよ。次はジェイコ(※中国チェリー自動車の海外向けSUVブランド)のビジョン グランツーリスモをお願いできる? それともBYD ドルフィン(※中国BYDのコンパクトEV)はどう?」





