フォルクスワーゲンがID. バズの2026年モデルを発表した。最大のトピックはステアリングホイールへの物理ボタンの採用で、ID.3 ネオに続くVWの「反省」路線を踏襲した形だ。インフォテインメントは新しい12.9インチ「イノビジョン」システムに刷新され、アプリストアも搭載。ヴィークル トゥ ロード(V2L)機能により2.0kWの外部給電が可能となり、電動自転車の充電から野外での家電使用まで活用の幅が広がった。ワンペダル ドライビングの追加、トラベルアシストへの信号機認識機能の追加も見どころだ。さらに一部市場では340PS・四輪駆動のID. バズ プロも登場し、牽引力は1,800kgにまで引き上げられる。英国への導入は未発表だが、少なくとも物理ボタンは手に入る。
ID.3 ネオの発表でID.3ハッチバックのほぼすべての問題を修正してからほどなく、フォルクスワーゲンがID. バズにもう一つの嬉しい小さなアップデートを発表した。クルマの世界はついに癒えつつあるのだろうか?
すでにお読みの通り、今回の最大の更新はVWのレトロな電動バスのステアリングホイールに本物のボタンが追加されたことだ。触覚センサーのナンセンスよ、さらばだ! 残念ながらID. バズのアップデートはID.3 ネオほど踏み込まず、センタースクリーン下のタッチ式スライダーはそのままだが、インフォテインメントのタブレットはVWの新しい「イノビジョン」システムとなり、レスポンスの良い12.9インチディスプレイと新しいアプリストアを搭載した。なかなか悪くない。
この2026年アップデートではさらに、ヴィークル トゥ ロード機能〔※V2L。EVの高圧バッテリーから外部の電気機器に給電できる機能〕が追加された——2.0kWの電力を外部機器に供給できる。電動自転車の充電や、野外での電気グリルの使用に使えるというわけだ。うーん、ソーセージの香りがしてきそうだ。
また、ワンペダル ドライビング〔※アクセルを戻すだけで強い回生ブレーキがかかり、停車まで持っていける機能〕も新たに追加され、「トラベル アシスト」システムは信号機認識機能でアップグレードされ、新たな「キャンディ ホワイト/チェリー レッド」のカラーコンビネーションがオプションに加わった。
一部市場では、[GTXの340PS四輪駆動パワートレイン](https://www.topgear.com/car-news/big-reads/battle-electric-family-chariots-hyundai-ioniq-9-vs-vw-id-buzz-gtx)を搭載した更新版ID. バズ プロも登場する。これは主に牽引力を引き上げるためで、標準ホイールベース版は1,800kg、大容量バッテリーのロングホイールベース版は1,600kgまでトレーラーを引けるようになる。後輪駆動版から600kgの増加だ——ただし英国への導入については何も言及されていない。
それでも少なくとも、あのボタンだけは手に入る……
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=海外の反応=「テスラ一強の10年続いたEV疲れに完全にやられて、イネオス グレナディア〔※英国の企業イネオスが製造するオフロード専用SUV。ランドローバー ディフェンダーの精神的後継者を目指したモデルで、あえてアナログ的な物理コントロールを多く採用している〕を注文してしまった。昔ならバズを買っていたかもしれない。ここドーセット〔※英国南西部の農業地帯〕の小規模農場では丘が多くて四輪駆動が必須だし、グレナディアに豊富にある物理コントロールが本当に好きなんだ。もうすぐ定年だし、自分へのご褒美だ!」
「次のクルマにEVを考えているが、正直いって不必要なテクノロジーに引いている。パワートレインじゃなく、伸縮式ドアハンドルとか42万4600円(€2,000)するヘッドライトユニットとか、電動これ・デジタルあれ、みたいなものをオーナーに押しつける傾向のことだ——修理費が跳ね上がり、ソフトウェアの地雷原になる。そしてもちろん、多くの新型ICE車も同じ装備・同じ問題を抱えているのはわかってる。シンプルなアナログ コントロール、キセノン ヘッドライト、手動パーキングブレーキ、ボタン、そして昔ながらの212円(€1)の蛍光灯インテリアを使ったEVを誰か設計してくれないか?」
↑「ダチア スプリング〔※ルーマニアのダチアが製造する超低価格電動コンパクトカー。装備はシンプルで価格は欧州でも最も安いEVのひとつ〕がわりと近いよ」





