【実質価格430万円〜】日産の新型「リーフ」は“買い”か?航続距離702kmでEVの常識を覆す

日産が3代目となる新型「リーフ」を発表。航続距離は702kmに進化し、EV特有の不安を払拭。戦略的な価格設定で、日本のEV普及を加速させる一台となりそうだ。

クラシックCASIOなら公式CASIOオンラインストア
外車限定の車買取サービス【外車バトン】


日産、新型「リーフ」を発表−落語で紐解く、EV普及の壁に挑む次世代EV
日産自動車は、落語家の柳亭小痴楽氏による創作落語を交えながら進行するというユニークな形式で、全面刷新した3代目となる新型「日産リーフ」の日本仕様を発表した。小痴楽氏の落語では、電気自動車(EV)に懐疑的な夫婦が新型リーフの進化を知り、その魅力に惹かれていく様子が描かれ、多くの消費者が抱くEVへの不安を巧みに代弁しつつ、その答えを提示した。
2010年の初代登場から15年にわたり蓄積された知見と経験を基に開発された新型リーフは、「ライフスタイルを進化させる次世代のメインストリームEV」を目指す意欲作である。 EVへの乗り換えを躊躇させる要因とされてきた「航続距離」「充電時間」「価格」という課題に対し、日産が出した答えがこの新型リーフだ。

EVの常識を覆すデザインと走行性能
新型リーフは、エクステリアデザインを一新。洗練されたダイナミックなプロポーションが特徴であり、一目でリーフと分かる伸びやかなヘッドランプや、走行中に格納されるドアハンドルを採用し、先進的な印象を与える。デザイナーとエンジニアの協業により、空気抵抗係数(Cd値)はクラストップレベルの0.26を達成し、航続距離の向上に大きく貢献している。
インテリアはEV専用プラットフォームの採用により、フラットで開放的な足元空間を実現。水平基調のインストルメントパネルが広がりを感じさせる。日産として初採用となる調光パノラミックガラスルーフは、ボタン一つで透過度を変更でき、赤外線を反射する特殊加工で室温上昇を抑制するなど、快適性も追求されている。
パワートレインには、モーター、インバーター、減速機を一体化した新開発の「3in1」構造を採用。 これにより、小型・軽量化と高剛性化を達成し、振動を抑制している。日産の巧みなモーター制御技術と相まって、応答性に優れ、スムーズで力強い加速を実現した。日本の道路環境に合わせた徹底的な走り込みにより、荒れた路面や高速道路の継ぎ目でもしなやかな乗り心地を提供する。
EVへの不安を払拭する圧倒的な性能進化
多くのユーザーが抱くEVへの不安を払拭するため、新型リーフは基本性能を飛躍的に向上させた。
• 航続距離
78kWhのバッテリーを搭載したB7グレードは、WLTCモードで最大702kmという長大な航続距離を達成した。 これは、2代目モデルの最大450kmから大幅な進化であり、長距離ドライブへの不安を解消する。
• 充電性能
急速充電性能は最大150kWに対応。 公道テストでは15分の充電で250km分の走行が可能であることが確認されており、休憩時間を利用した効率的な充電で、ガソリン車と遜色ない利便性を目指す。
• 寒冷地性能
エンジン排熱を利用できないEVの弱点であった冬季の航続距離低下に対応するため、車全体の熱を効率的に管理する「統合熱マネジメントシステム」を採用。モーターやバッテリーの熱を暖房に活用するなど、徹底した熱効率向上を図った。さらに、バッテリー温調システムにより、季節を問わず最適なバッテリー温度を維持し、充電性能を確保する。

先進技術がもたらす安全と快適、そして新たな価値
安全・運転支援機能も充実している。車両周囲360°をセンシングする「セーフティシールド360」や、長距離運転の疲労を軽減する「プロパイロット」を標準装備。さらに、国内向けには高速道路でのハンズオフ運転を可能にする「プロパイロット2.0」も設定された。
インフォテインメントシステムにはGoogleを搭載し、スマートフォンとのシームレスな連携を実現。 「日産コネクトアプリ」を使えば、事前にスマートフォンで設定した目的地が乗車と同時にナビに反映され、ルート上の充電スポットも案内される。
また、新型リーフは単なる移動手段に留まらない。「走るモバイルバッテリー」としての価値も提供する。家庭に電力を供給するV2H(Vehicle-to-Home)に対応するほか、充電ポートから最大1500Wの電力を取り出せるAC外部給電コネクターを標準装備し、アウトドアや非常時の電源としても活用可能だ。

EV普及に向けた戦略的価格設定
日産は、新型リーフをより多くのユーザーに届けるため、戦略的な価格設定に踏み切った。
• B7モデル(78kWhバッテリー)
量販グレードとなる「BX」の価格は518万8,700円。 これは、バッテリー容量や航続距離が大幅に向上しているにもかかわらず、旧型リーフの「e+ X」(525万3,600円)よりも求めやすい価格設定である。 旧型と同程度の補助金が適用された場合、実質負担額は430万円程度からとなる見込みだ。
• B5モデル(55kWhバッテリー)
さらに普及を促進するため、2026年2月頃に55kWhバッテリーを搭載するB5モデルの発表を予定している。 こちらは補助金適用後の実質負担額が350万円程度からとなることを目指しており、EVをより身近な選択肢とする。
日産は、初代リーフ発売以来15年間で累計70万台以上を販売し、電動化技術をリードしてきた。 その実績と信頼性を背景に、大幅な性能向上と意欲的な価格設定を実現した新型リーフは、日本のEV市場のゲームチェンジャーとなる可能性を秘めている。

400号記念:UK400マイルロードトリップ/フェラーリ F80/フェラーリハイパーカー:トップギア・ジャパン 069

このクルマが気になった方へ
中古車相場をチェックする
ガリバーの中古車探しのエージェント

今の愛車の買取価格を調べる カーセンサーで最大30社から一括査定

大手を含む100社以上の車買取業者から、最大10社に無料一括査定依頼

新車にリースで乗る 【KINTO】
安心、おトクなマイカーリース「マイカー賃貸カルモ」
年間保険料を見積もる 自動車保険一括見積もり

【tooocycling DVR80】
箱バン.com




トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2025/10/81276/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 069

アーカイブ