新型フェラーリ 849 テスタロッサが日本初公開!SF90を超える1,050馬力の価格は?

フェラーリが新型「849 テスタロッサ」を日本で初公開。伝説の名を受け継ぎ、SF90を超える1,050馬力を発揮。フェラーリの量産モデルとしては最高レベルのパワーだ。気になる価格は?驚異の性能とデザインに迫る。

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フェラーリ 849 テスタロッサが日本でお披露目され、フェラーリ ジャパン 代表取締役社長のドナート ロマニエッロ氏とフェラーリ プロダクト マーケティング マネージャー マルコ スペッソット氏によるプレゼンテーションが行われた。SF90 ストラダーレよりも高いパフォーマンスのツインターボV8エンジンをミッドリアに搭載している。パワーは、50psアップした830psとなった。クーペは6,465万円、スパイダーは7,027万円、アセットフィオラノが602万7,000円(いずれも予価)となる。

ロマニエッロ氏は次のように述べた。
「ノーベテスタロッサ(nove Testarossa)、この車は単なる車ではありません。これはフェラーリを最も強烈に生きる人々のための新しいチャプターであり、最高の性能をまとめ、驚異的なパフォーマンスとキャラクターを堪能できるドライバーのための車でございます。
そのルーツには、フェラーリのレーシングレガシーに深く根差したアイコニックな名前が受け継がれております。

「テスタロッサ」という名は、1950年代にマラネロのメカニックが余っていた赤い塗料を使い、コアエンジンに採用したことに始まります。それ以来、この名前はフェラーリの最高エンジンを象徴するものとなり、最初の4気筒インラインからV12、そしてフラットV12へと進化いたしました。テスタロッサは、70年以上にわたりル マンで優勝を重ねた500 TRや250 テスタロッサといったレーシングカー、そして1984年のテスタロッサのように、時代を象徴するデザインアイコンとして輝き続けています。

また、車名に含まれる「849(オット クアトロ ノーベ)」という数字は、搭載される8気筒トエンジンと、その1気筒あたり499ccの排気量を意味しております」

この車がテスタロッサの名にふさわしい理由は、その驚異的なパフォーマンスにあり、真のドライバーのために設計されている点だ。フェラーリの車種ラインナップにおいて、エレガンスと多用途性に焦点を当てたスポーツカーとは対極に位置する、パフォーマンスの限界を追求するパイロットカーとして位置づけられている。

この性能レベルを達成するため、主にパワートレイン、ブレーキングシステム、電子制御、そしてエアロダイナミクスの4つの分野で改良が施された。1つ目はパワートレイン。搭載されるV8エンジンは、驚異的な1,050馬力を発生させる。これは、フェラーリの量産モデルにおいて史上最高のレベルである。この高出力は、フェラーリのロードカーに搭載された史上最大のターボチャージャーをインストールすることで達成された。通常、大型ターボチャージャーはターボラグを意味するが、レーシングカー(F8やGT3)の技術を使用し、電動モーターとギアボックスにも改良を加えることで、ターボラグを完全に排除している。これにより、フェラーリV8ツインターボエンジンの特徴である応答性が維持されている。

内燃機関は、かつて4年連続で「ベストエンジン・オブ・ザ・イヤー」を受賞し、「過去20年間のベストエンジン」にも選ばれた有名なV8ツインターボエンジンである。この4Lエンジンは、SF90ストラダーレに搭載されていたものと比較して、さらに50馬力を上乗せした出力を発生させている。0-100 km/h加速はF1カーのように2.3秒未満であり、0-200 km/h加速は6.3秒で、カテゴリー内で絶対的な最高値である。増加したパワーに対応するため、3基の電動モーター(後部に1基、前部に2基)が再設計されている。ギアボックスはSF90 ストラダーレと同様にチューニングされ、アップシフト、ダウンシフトの両方で非常に魅力的なシフトチェンジ体験を提供する。

2つ目がコントロールとシャーシ技術。サスペンション設定はSF90からインスピレーションを得て、より応答性を高めている。特に、このモデルのために開発された大型ブレーキディスクを搭載している。ブレーキングシステムは、ハードウェアとソフトウェアの両面で完全に改良され、より大きく、より効果的で、より一貫性があり、再現性の高いブレーキングポイントを実現した。

大型ターボ、ラジエーター、インタークーラー、ブレーキ、タイヤといった大型コンポーネントを多数追加したにもかかわらず、この車はフェラーリの量産モデルで達成された中で史上最高のパワーウェイトレシオを持ち、カテゴリー内でも最高である。ドライバーが全てのパワーを公道で制御できるようにするため、最も重要な革新として、FXX-Kスーパーカーで初めて導入されたF1VE(Ferrari Integrated Vehicle Estimator:フェラーリ統合車両エスティメーター)システムがある。F1VEは、車の周囲で起こっている全てを読み取り、パイロットの運転スタイルから学習し、あらゆる状況で最高の応答性を発揮するように車を設定する。これにより、ドライバーはより自信を持って車を限界まで攻めることができる。

3つ目がエアロダイナミクスとデザインだ。エアロダイナミクスも徹底的に改良され、すべての形状とエアインテークはパフォーマンスのために設計されている。これにより、250 km/hで驚異的な415 kgのダウンフォースを達成しつつ、車の冷却性能を15%以上向上させた。車は地面に張り付き、オーバーヒートすることなく、より激しく、より長い時間運転することが可能である。

デザイナーとエンジニアは密接に連携し、機能的かつ美的に美しい解決策を見つけた。デザインは非常に未来的ながら、過去のレーシングカーからインスパイアされている。サイドインタークーラーにより多くの空気を取り込むという技術的な要件を満たすために、ドアに非常に大きなカットが施されている。これは機能的であると同時に、フェラーリ特有のクラフトマンシップにより実現された特許取得済みの解決策である。フロントからリアまで続くサイドラインが、非常にアグレッシブなレーシングスタイルのスタンスを作り出している。サイドエアインテークの開口部は、512 Sレーシングカーからインスパイアされた異なる色の垂直なバンドで強調されている。特徴的なエアインテークは、航空学からもインスピレーションを得ており、開口部からリアに向かう形状は、ターボエンジンを搭載した戦闘機を連想させる。車を上から見ると、非常に幅広のリアと、ツインテールという象徴的なソリューションが認識できる。これはダウンフォースを大幅に増加させ、デザイン的にも象徴的であり、70年代の512 Sの「ビッグテール」(codone)からインスピレーションを得ている。フロントには、空気の流れを導くために、上下のダブルウイングソリューションが採用され、車に求めていた未来的で宇宙船のようなデザインを与えている。

最後の4つ目がインテリアとオプションだ。スーパースポーツカーであるフェラーリ ベルリネッタに共通する、ダブルコックピットソリューションが採用され、F8からインスパイアされた、手の届きやすいギアセレクターを備えたクリーンでスポーティな、人間工学に基づいた解決策である。新しいより直感的で使いやすいHMIシステムが導入され、洗練された車内体験を提供する。

さらなるパフォーマンスのために、オプションのフィオラノ パッケージが開発された。これはカーボンファイバーとチタンを多用することで30 kg以上の軽量化を実現し、フロント、リア、アンダーボディに機能的な空力要素を追加する。このパッケージでは、リアのツインテイルソリューションがツインウイングソリューションへと変化し、ダウンフォースが大幅に高まる。リトラクタブルなテスタロッサ・スパイダーも提供され、数秒で開閉可能で、最高のダイナミクス性能を発揮する。

849 テスタロッサの最大の革新は、完全に新しいパワートレイン(1,050馬力)、カテゴリー最高の性能数値、改良されたコントロールシステム(ブレーキング、タイヤ、サスペンション、電子制御)、未来的ながら歴史にインスパイアされたデザイン、そして新しい直感的で洗練された車内体験を提供するインテリアである。ますます、フェラーリへの注目が高まりそうな一台だ。

400号記念:UK400マイルロードトリップ/フェラーリ F80/フェラーリハイパーカー:トップギア・ジャパン 069

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