もはや狂気の沙汰だ。英国の「アナログ オートモー-ティブ」が、伝説のライトウェイトスポーツ、初代ロータス エリーゼをベースに、車重わずか600kgのシングルシーター「VHPK」を発表した。フルカーボンボディに250馬力のKシリーズエンジンを搭載し、そのパワーウェイトレシオはポルシェ911ターボに匹敵する。デジタル化が進む現代に突きつけられた、究極のアナログマシン。その全貌が今、明らかになる。
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アナログ オートモーティブと名乗る英国の企業が、わずか600kgの車重で、パワーウェイトレシオ400bhp/トンを誇る、シングルシートのロータス エリーゼ S1(1995年に発表された、自動車史に残る軽量スポーツカー。接着アルミニウム合金製の革新的なシャシーとFRP製のボディで、驚異的な軽さを実現。「ライトウェイト is ライト(軽さは正義)」というロータスの哲学を現代に蘇らせた傑作)を限定生産する意向を発表した。その名も「VHPK」。ロータスがフランクフルトモーターショーでオリジナルを発表してから、ちょうど30年という節目に登場する。すべてを放り出し、仕事のプリントアウトを止め、全車両を呼び戻せ。これはデカいニュースだ。
そして小さい。本当に、本当に小さい。2025年の肥大化した基準で見れば、S1はちっぽけなクルマだ。だからこそ、アナログ オートモーティブがその小ささを徹底的に追求するという決断は、歓迎すべき清涼剤である。(念のため言っておくが、小さいクルマは最高だ)。
同社は、2000年代初頭に開催された「オートバイテル ロータス チャンピオンシップ( 2000年代初頭にイギリスで開催されていた、エリーゼ S1のワンメイクレース。このレースでは、この記事のクルマと同様に、シングルシーターに改造された車両が使用されていた)」を引き合いに出す。そこでは、シングルシートのS1たちがサーキットで火花を散らしていた。その名の通り、この一台は、その中央のドライビングポジションを中心に「ひたすらに焦点を当てて」いる。あなたの目の前には軽量なカーボン製ステアリングホイールが、そして足元にはカーボンセラミックブレーキを操るペダルが鎮座する。
そして、ローバーのKシリーズエンジン(1990年代から2000年代にかけて多くの英国車に搭載された、非常に軽量なことで知られるエンジン。初代エリーゼにも搭載され、その軽さが車両全体のパフォーマンスに大きく貢献した。なお英国では、ヘッドガスケットのトラブルで有名でもあるが)を、とことんまでいじくり回したバージョン。奴が帰ってきた! ここで、AA(アナログ オートモーティブ)はエンジンを分解して磨き上げ、内部部品を特注のビレットや鍛造品に置き換え、排気量を拡大して、実に心強い250馬力を絞り出す。
ボディワークはフルカーボンのスーツに置き換えられ、特注のカーボンファイバー製インテリアも同様だ。AAは「すべての要素が最小重量のために設計されている」と語る。その結果、車重はわずか600kg。これは、ファミリーSUVに積まれているバッテリーパック一つ分だ。AAが謳うパワーウェイトレシオは400bhp/トン。他に400bhp/トンを誇るクルマが何か知っているかね? ポルシェ 911 ターボだ。
AAは、この「超、超軽量(スーパーレッジェーラ/イタリア語で「超軽量」を意味する言葉。もともとはイタリアのカロッツェリア(ボディ製作工房)であるトゥーリングが開発した、軽量な車体構造の特許名。高性能スポーツカーの代名詞として使われる)」なエリーゼ S1をわずか35台だけ生産する計画で、それぞれにシリアルナンバーが与えられ、来年から注文が可能になる。
アルファ ロメオ 33 ストラダーレ/ランド ノリス✕R32 東京ナイトドライブ/R35日本取材:トップギア・ジャパン 068
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=海外の反応=
「参考までに、オリジナルのS1の車重は725kgだ。そこから少しでも削るのは大変なことなのに、125kgも削り取るとは、全くもって賞賛に値する。値段は恐ろしいことになりそうだがな」
「ロータス/ジーリーは、あの破滅的な電動トラクター路線に進む前に、こういうクルマを作ることを少しは考えたのかね?」
↑「多分ないだろ。ジーリーはロータスという名前に熱狂的なファンがいることを知っていて、その名前のためだけに会社を買ったんだ。西側社会の一般人までロータスを知っていると勘違いしたのが愚かだったがな」
「うわぁ。これはマジで興味をそそられる。もっと画像があればよかったのに。まあ、まだ「本物の」クルマじゃないってことなんだろうな」
「ていうか、30年!? S1が発表された時の記事を雑誌で読んだのを覚えてるぞ…TG、おかげで自分が年寄りだと感じさせられたよ、ありがとう」