VT ホールディングス傘下の英ケータハム、プロジェクトVの新型EVスポーツクーペに液浸冷却バッテリーパックを採用

VT ホールディングス傘下の英ケータハム、プロジェクトVの新型EVスポーツクーペに液浸冷却バッテリーパックを採用した。2025年1月の東京オートサロンに再び展示予定というが、どんな姿になっているのだろうか。

【KINTO】

VTホールディングス株式会社は、傘下の英国Caterham EVo Limited(本社:英国ケント州ダートフォード、 以下ケータハム)が量産・市販化に向けて開発を進めている新型EVスポーツクーペ・プロジェクト(以下、「プロジェクトV」)の試作車にXing Mobility Inc.(本社:台湾 桃園市、以下シン・モビリティー)が開発した最先端の車載バッテリー冷却技術である液浸冷却バッテリーパックを採用することを発表した。

ケータハムは、2023年7月に英国グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで「プロジェクトV」のコンセプトカーを世界初公開、日本でも2024年1月に東京オートサロンで出展した。「プロジェクトV」は、Light-weight(ライトウェイト)、Simple(シンプル)、Fun-to-Drive(ファン トゥ ドライブ)というケータハムのドライビングプレジャーを最重視するDNAを受け継ぐEVスポーツクーペだ。量産・市販化に向けて、現在、ケータハムは、株式会社東京アールアンドデー、ヤマハ発動機株式会社をはじめとする開発パートナー各社と2025年の完成を目標にプロトタイプ車両の開発・製作を進めているというのは、以前報道したとおり。本年10月に発表されたヤマハ発動機によるeアクスルの供給に続き、今回、同じくEV主要コンポーネントであるバッテリーが決定、プロジェクトを推進中だ。「プロジェクトV」は、2025年1月の東京オートサロンに再び出展されるというので、楽しみにしたい。どんな姿になるのだろうか。

シン・モビリティーが開発した液浸冷却バッテリー IMMERSIO™ Cell-to-Pack (CTP) は、優れた放熱性、安全性、そして高エネルギー密度を特徴としたバッテリーパックだ。バッテリーセルを誘電性の液体に浸す液浸冷却技術で、迅速かつ均一な放熱で高い安全性を誇り、最大200Wh/kgというトップクラスのエネルギー密度を実現する。シン・モビリティーは、2015年に設立された台湾に生産工場を持つバッテリーパックメーカーであり、液浸冷却バッテリー技術における世界的な先進企業だ。日本では、株式会社エッチ・ケー・エスとEV事業における戦略的協業を発表している。

日本企業の傘下に入ったケータハムが、最先端の技術を搭載し、生まれ変わる姿を期待しよう。

フェラーリ 12チリンドリ/Mini, モーク, イセッタ:レトロなEVバブルカー/ハイパーカーメーカーのボス対談:トップギア・ジャパン 064

外車限定の車買取サービス【外車バトン】
【無料】資料請求【タウンライフ土地活用】



トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2024/12/73735/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 065

アーカイブ