ケータハム プロジェクトVがヤマハ発動機と開発を協業するという。日本企業傘下となったケータハムが、これまでにない動きで面白いスポーツクーペを生み出そうとしている。
トップギア・ジャパン 061で展開したケータハム プロジェクトVの特集は、大きな反響となった。じつは、ここで使われている写真も、トップギアの取材で撮影したものである。記事では、親会社であるVTホールディングスの経営陣に、プロジェクトVの未来やケータハムの将来展望について聞いていて、とてもワクワクしていた人も多いだろう。そんなプロジェクト Vにニュースが入ってきた。VT ホールディングス株式会社とヤマハ発動機株式会社は、VT ホールディングス傘下の英国Caterham EVo Limited(本社︓英国ケント州ダートフォード、 以下ケータハム)が量産・市販化に向けて開発を進めている新型EV スポーツクーペ・プロジェクト(プロジェクトV)に、ヤマハがパートナーとして参画し、協業を進めていくことを発表した。
ケータハムは、2023 年7 月に英国グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードで「プロジェクトV」のコンセプトカーを世界初公開、日本でも2024 年1 月に東京オートサロンでお披露目した。「プロジェクトV」は、Light-weight、Simple、Fun-to-Drive というケータハムのドライビングプレジャーを最重視するDNA を受け継ぐEV スポーツクーペである。量産・市販化に向けて、現在、ケータハムは、株式会社東京アールアンドデー(東京R&D)とプロトタイプ車両の開発・製作を進めており、プロトタイプ車両の完成は2025 年央頃の目標となっている。
ヤマハはEV のパワートレイン主要部に当たるe アクスルを独自に開発し、その試作品をケータハムと東京R&D が開発・生産を進めるプロトタイプ車両向けに供給する。車両の運動制御においても、ヤマハの技術・知見を提供し、”Caterham Powered by Yamaha Motor” を実現していく。
プロジェクト Vで、大きな飛躍が望めそうなケータハムに、ますます期待が寄せられている。
レッドブル RB17/C.チャップマンのセスナとロータス エメヤ/ランボルギーニ テメラリオ/マセラティ MCXtrema:トップギア・ジャパン 063
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