4/28日の会見に続き認証で不正
ダイハツ工業株式会社は、2023年4月28日(金)に海外向け車両の側面衝突試験(UN-R95)の認証申請において不正行為があったことを公表したが、その後の社内での点検を行う中で、新たに、ダイハツ ロッキーおよびトヨタ ライズのHEV車のポール側面衝突試験(UN-R135)に関する認証手続きに不正がある事が判明したので、5月19日に出荷・販売を停止した。合わせて、同日夜にオンラインで緊急会見が行われた。
2021年11月に販売が開始された両車だが、ダイハツ ロッキーHEVが22,329台、トヨタライズHEVが56,111台で合計78,40台に影響が及ぶ。人気車種だけに、膨大な台数となった。
ポール側面衝突試験(UN-R135)では、左右の試験を実施する必要があり、その試験データの提出が必要になる。今回、助手席側(左)は立会いのもと試験を実施した。運転席側は右側の社内試験データを提出すべきところ、左側のデータを提出してしまっていた。なぜそんなことが起きていたのか、チェック体制はどうだったのか、正直、疑問はつきない。
奥平総一郎社長は「お客様をはじめとするステークホルダーの皆様には、多大なるご迷惑をおかけしておりますことを深くお詫び申し上げます」と謝罪を行った。