怒り顔のフェラーリ 296 GT3、2023年のル マンに参戦





バットマンの日課のようなティーザー画像や、カモフラージュされたテストショットが公開されていたが、今日、スパ24時間レースのパドックでフェラーリは次期GT3コンテンダーの296 GT3のシートを剥がし、怒っているような表情を見せてくれた。こんなに怒ってるとなると、誰かがエスプレッソでもこぼしたのだろうか?

最初のデザインからして、かなりぶっ飛んでいる。アグレッシブなフロントエンドのエアロが、すっきりとしたリアに向かって空気を整え、非常に目的意識の高いレーシングカーに仕上がっている。今頃、世界中の富裕層が小切手を握りしめているに違いない。

レースで戦える場所も増えていく。なぜなら、スパ24時間を含むGTワールドチャレンジに参戦できるだけでなく、来年からはル マン24時間にもGTクラスで参戦する予定だからだ。昼夜を分かたぬ活躍を見せるマシンを支えるメカニックたちから多くのフィードバックを受け、24時間を戦い抜くための設計がなされている。

公道走行可能な非電動化112度V6エンジンのパッケージングは非常にコンパクトで、ターボはシリンダーバンクの間に取り付けられている。つまり、エキゾーストを含むリアエンドの大部分は、完全に取り外し可能で、交換可能な衝突防止構造になっているのだ。夜中の3時にスピード違反のプロトタイプに衝突されたときにも、役に立ちそう。

フロントエンドも同様で、従来の488 GT3と比較してラジエーターが大幅に小型化されているため、ジェントルマンドライバーが誤ってバリアに突っ込んでしまった場合でも、より簡単に修復することができる。

コックピットには、直感的に操作できるマルチファンクションディスプレイと人間工学に基づいた新型ステアリングホイールが装備され、深夜の運転に便利な調光可能なLEDを搭載している。さらに、跳ね馬のバッジのイエローを他の色に変更することも可能だ(私たちにとっては冒涜のように思えるけれど)。

先代の488 GT3もGTレースで100勝以上を挙げていたが、296 GT3は長距離耐久レースの消耗戦に特化したモデルで、2023年のデイトナ24時間レースでデビューすれば、大きな脅威となることだろう…。


=海外の反応=
「いずれは.また、レースを見に行こうと思う」
「シミュレーターでこれを運転するのが待ちきれない。どのシミュレーターかってのは、言わずもがな」

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