リシャール・ミルとフェラーリのパートナーシップが、ムジェロ・サーキットで開催されたフィナーリ・モンディアーリで祝われた。すでにF1やWEC、フェラーリ・チャレンジでパートナーシップを発揮しているのだが、リシャール・ミルは今回初めて、フェラーリの年に一度のビッグイベントに参加した。このイベントは、フェラーリのカスタマー・チャレンジ・シーズンの終わりを告げるもので、ドライバー、ファン、顧客、パートナーが、フェラーリのポートフォリオの中で最も美しい車を使った一連のレースやデモンストレーションを通じて、「跳ね馬」への情熱を共有する機会となっている。
今年、WECのGTカテゴリーで成功を収めた488 GTEが、見事にゴールを果たした。AFコルセチームのLM GTE PROとLM GTE AMでル・マン24時間レースをダブル制覇したフェラーリは、ジェームス・カラドとアレッサンドロ・ピエル・グイディとともに、GTマニュファクチャラーズの世界チャンピオンとドライバーズタイトルを獲得した。2023年にハイパーカー部門で最高レベルの耐久レースに復帰することを発表したフェラーリは、ル・マン・クラシックで10回目の総合優勝を目指している。
フェラーリ・チャレンジの最終イベントでは、4種類のトロフィーレースに多数の488チャレンジEvoが参加した。トロフェオ・ピレリでは、フィンランドのルカ・ヌルミ選手が最年少の16歳で優勝。トロフェオ・ピレリ・ヨーロッパでは、ミシェル・ガッティング選手がフェラーリ・チャレンジで女性で初優勝を飾った。
レースと並行して行われたF1クリエンティのデモンストレーションでは、F1におけるスクーデリアの歴史のすべての章が再現された。会場では、12台のシングルシーターカーが、V10エンジンやV12エンジンの限界に挑戦する音で観客を楽しませいたのだ。
リシャール・ミルは、フェラーリと数シーズンにわたるコラボレーションを発表している。2022年のフィナーリ・モンディアーリは、2022年10月26日から31日まで、伝説的なイモラ・サーキットで開催される。