めちゃくちゃショートストロークな7MTも!ポルシェ 新型911 カレラ GTS

ポルシェの新型911 カレラ GTSが発売を開始された。911 カレラ GTS(18,680,000円)、 911 カレラ GTS カブリオレ(20,930,000円)、911 カレラ 4 GTS(19,740,000円)、911 カレラ 4 GTS カブリオレ(21,990,000円)、911 タルガ 4 GTS(21,990,000円)となり、911 カレラ GTSのみが7速マニュアル/8速PDKが選べ、他は8速PDKのみ。なお、すべてに左右ハンドルの設定がある。

ポルシェ自身が言うには、「1960年代の904 GTSレーシングカーにインスパイアされたGTSという文字は、パフォーマンス、スタイル、エモーションを慎重に組み合わせて提供するポルシェのモデルを示すものです」とのこと。トップギアではかねてより、GTSが最高の911体験を提供するモデルであると述べてきた。

ポルシェは911における最初のGTSシリーズを12年前、タイプ997の時代に導入し、それ以来、特にスポーティーなこのシリーズは高い人気を博している。新型911 カレラ GTSシリーズはこれまで以上にパワフルで、特徴的な外見と優れたドライビングダイナミクスを備えており、水平対向6気筒エンジンが最高出力480 PSを発生させる。これは、現在の911 カレラ Sと先代の911 GTSを30 PS上回っている。

911 カレラ GTSで選べる7速マニュアルは「めちゃくちゃショートな」ストロークだという。カレラ4 GTSにPDKを装着すると、0-100km/hの加速はわずか3.3秒。これ以上の速さは必要ないだろう。

サスペンションは911ターボから派生したもので、このGTS用に改良されている。アダプティブ・ダンパー(「ポルシェ・アクティブ・サスペンション・マネージメント」と呼ばれる)が装備され、クーペとカブリオレのGTSモデルには、10mm低いスポーツシャシー、硬いスプリング、適合するショック、アンチロールバー、新しいPASMコントロールが採用されている。

ポルシェによれば、「ターボモデルと共通の開発」であるリアアクスルヘルパースプリングは、あらゆる状況下でメインスプリングの張力を維持し、ブレーキは911ターボから採用されている。フロント408mm、リア380mmという巨大なディスクを搭載。さらにポルシェは、このGTSが発する音が特別なものであることを保証している。室内の断熱材を少しだけ減らし、「スポーツ性を主張する」ようになっているのだ。

見た目にも、GTSの手がかりがいくつかある。まず、「GTS」のバッジ。また、ブラックサテンの20インチアルミ(リアは21インチ)、ボディ全体に施されたブラックのハイライト、そしてすべてのGTSカーに装着されている「スポーツデザイン」パックもそのひとつである。

GTSには、10mm短いギアレバー(もちろんマニュアル車)、GTスポーツステアリングホイール、スポーツクロノパック、ポルシェ・トラック・プレシジョン・アプリ、4ウェイ電動調整式スポーツシート、「レーステックス」張りのシート、新世代のポルシェ・コミュニケーション・マネジメントなどの特別な装備がある。

さらに2021年には、「ライトウェイト・デザイン」パックが登場する。これは、フロントシートをCFRP製のバケットに交換し、リアシートを収納して、サイドとリアのウィンドウを軽量ガラスに変更し、軽量バッテリーを追加するものだ。また、リアアクスルステアリングを標準装備し、「エアロダイナミクスのディテールを追加」している。これにより、ダウンフォースの増大と25kgの軽量化を実現しているという。

=海外の反応=
「911を選んでおけば間違いはない。どれでも選べる」
「バリエーションが多すぎて…:( ドイツの自動車メーカーの皆さん、ラインナップをシンプルにしてほしい」

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