本当にターボ Sが必要なのか?
ポルシェの100%EV、タイカンのクロスツーリスモは、多用途に使えるCUV(クロスユーティリティビークル)ということで、欲しくなっている人も多いだろう。さて、購入前に必要なのが、タイカン クロスツーリスモのモデル選びや仕様決めだ。楽しい時間でもあるんだけれど、自分にとってぴったりのタイカン クロスツーリスモを選びたいなら、ここを読んでおこう。
タイカン ターボS クロスツーリスモを買うだけの余裕があるのなら、ぜひとも購入してほしい。それは驚くべきクルマなのだから。驚異的すぎると表現しても良いかもしれない。速度を上げたり下げたりするときには純粋に違和感があり(0-100km/hが2.9秒)、何より値段もとんでもなく高い。139,910ポンド(2,150万円)という価格は、ストレートのターボよりも23,000ポンド(350万円)近く高く、タイカン 4Sよりも52,000ポンド(800万円)ほど高いのだ。確かに欲しいかもしれないけど、多くの人にとっては、普通のクロスツーリスモのほうがはるかに経済的な面では有利だ。
私たちは、いくつかのオプションを備えた4Sこそが、コストとパフォーマンスのベストバランスではないかと考えている。価格は87,820ポンド(1,350万円)で、最高出力483bhp(ローンチコントロール付きは563bhp)を発揮し、静止状態から100km/hまで4.1秒で到達するのだ。ポルシェは、WLTPでの航続距離を最大281マイル(452km)としている。