航続距離75kmの超小型EV、シトロエン アミ カーゴはティーンエージャーのための乗り物

今日目にできる最もカワイイ(kawaii)クルマは、おそらく最も安いクルマでもあると言ったら、どうだろう?しかも、じつはそれはクルマですらないんだ。これはシトロエン アミ カーゴで、月々25ユーロ(3,300円)の電気バンだ。ほとんどの人のスマホの料金より安いはずだ。それに、みんなが終日手にして話さないほど愛しているスマホは「便利、便利」と言うけれど、あなたや、140キロのお気に入りの持ち物を75kmまで運んではくれないじゃない?

シトロエンのかわいいこのクルマは、アミのバン版(洒落じゃないよ)と言ってもいいだろう。2.4×1.4メートルの大きさと時速30マイル(48km/h)の最高速度により、運転免許証がなくても運転することができ、本国フランスでは14歳の子供でも運転することができる(販売の大半はフランスで行われる)。

シトロエンはこのクルマを「都市部のラストワンマイル配達員やビジネスマンのためのゼロエミッション・ソリューション」と呼んでいるが、私たちはそれを「幼稚園のお便りを、より早く配達する方法」と訳している。

マチルダさんの「ル・フィガロ」が無事にレターボックスに届くように、いくつかの収納ソリューションが用意されている。助手席は、収納スペースを確保するために取り除かれた。そうしなければ、140キロ/400リットルの収納スペースを、シトロエンの小さな立方体の中にどうやって押し込むことができただろうか?また、フロアの高さを調節したり、運転席(というか、唯一の)から操作できるデスクを兼ねた収納棚があったりする。マティアスに毎日ル・モンドを届けることでスタートアップ資金を稼いでいる若い起業家のための1台だ。

つまり、5.5kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、航続距離と時速は控えめに設定されているのだ。馬力はどうなっているのだろうか?8です。そう、8馬力。つまり新型フェラーリ 812 コンペティツィオーネよりも822馬力も少ないのだ。

しかし、価格はかなり安くなっている。フランスでは6,490ユーロ(85万円)から販売されており、十分な額の保証金を支払えば、24.18ユーロ(3,185円)という魅力的な月々の支払額になるんだ。いいんじゃないの?

=海外の反応=
「スピードは15km/hまでに制限すべきで、それ以上では他のクルマに危険が及ぶ可能性がある」
↑「それは国の法律の問題じゃない?意見に反対してるってわけじゃないよ、念のため」
↑「そうなると、このクルマがターゲットとしている95%の人々、つまり街中で合法的に運転できる18歳未満の人々を失うことになる」
「バッテリーエレクトリックを最大限に活用してるね。大都市での運転に最適。価値があるし、これが電気自動車のあるべき姿だ」
「こんなに小さな箱型の車輪付きのクルマがこの値段では、ダチア スプリントがお買い得に感じられるのも無理はない」
「最大のライバルは、電動アシスト付きの貨物用自転車だ。最高速度は劣るけれど、アミでは利用できない車線を利用することができるもんね」
↑「エストリマ社のビロ ウィンターみたいなやつ」

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