ヤッバいブガッティ ディーヴォを見に来てくれたんだね。ようこそ。これ、あまりにも複雑なペイントワーク過ぎて、同社は顧客の要望を実現するのをあきらめかけていたそうな。
そう、このディーヴォを注文したコレクターは、「幾何学的・力学的アルゴリズムによるフェーディングパターン」を考案し、ブガッティに対して、他の39台の中で自分のクルマを際立たせるように依頼してきた。そしてブガッティは、約2年に及ぶ開発期間を経て、アメリカの幸運なオーナーのもとに「レディ バグ(てんとう虫)」を届けることができたのであった。
厄介だったのは、すべてのダイヤモンドのステンシルをボディワークに正確に貼り付けること。ブガッティによると、「ディーヴォの輪郭、カーブ、リブなどの立体的で彫刻的なフォルムのため、2Dプリントされたダイヤモンドだと、歪んでしまった」という。デザイナーが「CADデータと現実を一致させ、ダイヤモンドが歪んだり、ひだが生じることなく、深く凹んだ表面の上にフィルムを引っ張る」ために、何週間もかかったと述べている。
ブガッティは、このプロセスを他のディーヴォでも2回テストした。なぜなら、顧客の実車では1回しかチャンスがないからである。フィルムの貼り付けに成功した後、同社は数日かけて約1,600個のダイヤモンドの形のひとつひとつの位置を確認してから塗装に臨んだ。
レディ バグの塗装にはさらに数週間を要し、その後、ダイヤモンドを剥がして完成したパターンを露呈させることができる。
ブガッティ ディーヴォは、オプションの前に400万ポンド(6億円)以上の費用がかかっている。そこから2年分のデザイン作業にどれだけのお金を払ったのか、想像するだけでゾッとしてしちゃうんだけど。
=海外の反応=
「この赤はイイ!」
「ワイ、標準のシロンが好き。他のバージョンは不細工でかなり無意味に見える」
「自分の好みじゃないけど、オーナーが普通とは違うものを指定したことに拍手を送りたい。ベース車両はかなり醜い部類だと思うけど、これは(私にとって)より魅力的なものになってる」
「めっちゃ、最高」
「赤と黒のクルマが好きなので、これはかなりいい。それに、作り上げるのに手間がかかってるのは、素直にリスペクト。好みが分かれるかもしれないけどね」
「ジレットカミソリのカラーリング」