【試乗】トヨタ bZ4Xにステーションワゴン追加。「bZ4Xツーリング」はSUVより買いか?


ドライビング
どんな走り?
すべてが非常にすっきりとしている。近頃のトヨタ車はこういうものだ。度肝を抜かれるようなことはないが、すべてを絶対的な能力でこなす。ここでもそれは変わらない。ステアリングの重さは適切で、パワーの出方はスムーズ、ブレーキの調整も見事だ。

FWD(224ps)とAWD(381ps)の2つのバージョンがあることをお忘れなく。後者の0-100km/h加速4.5秒というのは、正真正銘のホットハッチの領域だ。今回テストしたのはFWDバージョンだが、EVの基準からすれば加速は平均的なものの、家族用のピープルキャリアとしては完璧に十分である。

回生ブレーキもうまく処理されており、ステアリングホイール裏のパドルシフトで4つのレベルから選択できる。最も強いレベルと最も弱いレベルの違いも明確で、前者に設定すれば実質的にワンペダルでの運転が可能だ。

実際にオフロードを走れる?
理論上はイエスだ。前輪駆動のトヨタ bZ4X ツーリングにはスノーモードが備わっているが、全輪駆動バージョンは「X-MODE」システムのおかげでさらに一歩先を行く。泥や雪、そして、ええと、深い泥や深い雪に合わせてパワー、トルク、ブレーキを調整してくれるのだ。グリップコントロールモードもあり、500mmの深さまでなら水の中を進むこともできる。

家庭用セキュリティシステム一式にも匹敵するカメラ群(床下を含む)が、特に困難な地形を進む際の助けとなり、インフォテインメントディスプレイには傾斜やピッチ、ロールの情報も表示される。未舗装路を走る予定は一生ないって? 地元のスーパーの駐車場をナビゲートするのにも、同じカメラが使えるから安心してほしい。やれやれ。

相変わらず、ドライバー支援技術のフルパッケージも搭載されている。すべてのトヨタ車には「Toyota Safety Sense」パッケージが備わっており、緊急時操舵支援、プリクラッシュセーフティ、レーンキープ、速度制限警告(簡単にオフにできる)に加え、ドアを開けようとした際に車両や自転車が接近していると警告してくれる「安心降車アシスト」のような本当に役立つシステムも含まれている。もっとも、あの絶え間ない警告音には神経を逆撫でされるだろうが。

1回の充電でどれくらい走れるか?
公式には、FWDモデルのWLTP航続距離は589km(電費7.1km/kWh)、AWDモデルは478km(電費6.0km/kWh)となっている。これらの数字は当然ながら実験室環境下のものであるが、我々のテストでは6.4km/kWhという非常に立派な数値を達成し、これは実際の航続距離459kmに相当する。

10%から80%までの充電には28分かかり、最大150kWのDC急速充電に対応している。最近ではごく平均的なスペックだ。ベースとなるデザイン(Design)グレードには11kWのオンボードチャージャーが搭載され、エクセル(Excel)グレードでは倍の22kWとなる。つまり、自宅で完全に充電するには7時間か3.5時間かかるということだ(もちろん、十分な電力供給があればの話だが)。

ああ、もう一つ特筆すべき点がある。もし牽引を計画しているなら、トヨタ bZ4X ツーリングはFWDバージョンで最大750kg、AWDバージョンで最大1,500kgの牽引能力をサポートしている。

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