ニュル最速市販EVの称号はシャオミ SU7 ウルトラへ [スマホじゃないの EVよ]

ニュルブルクリンク最速市販EVはXiaomi SU7 Ultraになった。そう、あのリマック ネヴェーラが王座から陥落したのだ。

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ヨーロッパのメーカーは刮目せよ。ニュルブルクリンクにおけるEV市販車のラップレコードホルダーは、今やシャオミ SU7 ウルトラとなった。緑の地獄=グリーン ヘルを駆け抜けたそのタイムは、7分04秒95。驚異的としか言いようがない。

これは、リマック ネヴェーラが保持していた従来の記録をコンマ3秒更新するものだ。さらに、ポルシェ タイカン ターボ GTのタイムをも2.5秒も上回っている。まさに圧巻である。

シャオミは昨年、この快挙を予感させていた。内装を剥ぎ取ったプロトタイプのSU7 ウルトラをニュルに送り込み、なんと6分46秒87という驚愕のタイムを叩き出していたのだ。もちろん、そのマシンは市販スペックとは似ても似つかない代物だったが、それでもあのポルシェ 911 GT3 RSより3秒も速いタイムだったという事実は見逃せない。

SU7ウルトラの心臓部は、想像を絶するほど強力だ。3基の電気モーターが絞り出すパワーは、合計でなんと1,527馬力。そのトルクたるや、アメコミの最強ヴィラン、サノスとの綱引きにも圧勝できそうなほど。0-100km/h加速はわずか1.97秒で駆け抜け、最高速度は350km/h(217mph)に達するまで、その加速は衰えを知らない。

だが、それだけではない。足元はピレリ Pゼロ タイヤとAPレーシング製のブレーキシステムで固められている。カーボンを多用することで標準モデル比で500kgもの軽量化を果たし、専用エアロキットは最高速域で2.1トン以上ものダウンフォースを発生させる。まさに、その名に冠された「ウルトラ」の名に恥じぬ、いや、それ以上のモンスターマシンなのだ。

さらに驚くべきことに、シャオミによれば、この記録はなんと最初のアタックで達成されたものだという。なるほど、今年初めにこのクルマのエンブレムを文字通り「太字」のデザインに変更したのも、この自信の表れだったわけか…。


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=海外の反応=
「ちくしょう…イギリスは関税をもっと上げるべきだな。中国は本気で遊びじゃねえぞ」
「リマックが! ネヴェーラやポルシェ、ブガッティにEV技術を提供してるあのリマックが、中国の4ドアセダンに負けただと!! リマック/ポルシェ/ブガッティの部品のうち、どれだけが中国製なのか興味深いね…!
それにしても、俺のジャガー ランドローバーのガソリン車にかかる、法外な保険料にはもううんざりだ。まともな説明がなきゃ、12ヶ月以内には間違いなく中国の「独裁国家」のクルマに乗ってるだろうな…服やタイヤ、電子機器と一緒さ! アメリカなんて、ただの中国製品の転売屋だろ!」
「クルマでシャオミが欲しいな、なんて言う奴はこれまで一人もいなかったけどな」
「もはや市場の選択肢は、お決まりのメーカーから選ぶだけじゃなくなったってことだ。イギリスがどうしようと勝手だが、EVの税制が変わった今、自動車市場が活況とは言えない。市場シェア28%で頭打ちだろう。中国車に関税をかければ、自動車市場が崩壊するのが目に見えている。ヨーロッパ車なんて高すぎて買えないんだから」
↑「で、中国メーカーがヨーロッパで提供してるスペックと価格を見たことあるのか? あれは悲惨だよ。非力で、航続距離は短く、充電は遅い。いざスペックで競争しようとすると、今度は価格と効率で負ける。そのくせ内装の素材はチープだ。
良い例が東風(ドンフェン)のS7だ。東風は中国第2位の自動車メーカーだぞ。そのS7はヨーロッパでも売られてて、俺が住んでるところじゃ付加価値税23%込みで45,000ユーロ(750万円)からだ。で、手に入るのは何か? 60kWhそこそこのバッテリーで、30%から80%まで充電するのに30分もかかる。絶望的だ。航続距離400kmなんて言うまでもない。シュコダのEnyaqの方が安くて充電も速いし、航続距離も少し長い。
もしこれが連中がここで提供できる最高のクルマで、我々の基準からすれば標準以下だとしたら、中国が市場を乗っ取ることなんて心配する必要はないね。むしろ、既存メーカーが中国から撤退しなきゃいけなくなることを心配してるんじゃないか。地元メーカーが市場を支配しすぎてるからな」

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