いいね!or イマイチ:モントレーカーウィークでのレストモッドとハイパーカー総ざらい

カリフォルニアの高級モーターショー、モントレーカーウィークでは、おどろくほど希少でおどろくほどパワフルな作品が展示された。しかし、そのすべてがいいね!っていうわけじゃない。

【KINTO】


タットヒル GT One:いいね!
最初に、重要な注意点だけど、ここに挙げる車はどれも実際に運転したわけではなく、あくまでも見た目の印象に基づいた評価であることをご了承ください。ただし、正直なところ、タットヒル(Tuthill) GT Oneに関しては、実際に運転したとしても評価が変わることはないだろう。このスタイリングを見れば納得していただけるはずだ。たとえ走りがガタガタでも、「アリ」だと考えてしまうんじゃないかな。もちろん、タットヒルが手掛ける車なんだから、そんなことはあり得ないけどね。


カルマー 9X9:イマイチ
我々はカルマー オートモーティブ(Kalmar Automotive)の作品が好きだ。いや、大好きだ。964ベースのカルマー RS-Rなんて最高。しかし、残念ながら、新型の9X9に関しては、同じように興奮できないというのが正直なところだ。

この車は、993世代のポルシェ911をベースに、カーボンファイバーをまとわせることで、959のようなルックスに仕立て上げている。搭載されるエンジンは、3.8リッター水平対向6気筒ツインターボで、7速デュアルクラッチトランスミッションを介して、930bhpの最高出力を四輪に伝える。速いことは間違いないだろう。しかし、タットヒルと比べると、ルックスの面では見劣りしてしまうと言わざるを得ない。


ランボルギーニ テメラリオ:いいね!
近年、モントレーカーウィークは大物たちにとって重要な発表の場となっており、新型ランボルギーニ テメラリオの登場も実に大きなニュースだ。ウラカンのV10エンジンに代わり、V8ターボエンジンと3つの電気モーターを搭載したハイブリッドシステムを採用。ランボルギーニにとって大きな賭けと言えるだろう。しかし、どこかレトロなスタイリング、10,000rpmのレッドゾーン、そして340km/hを超える最高速度は、我々を大興奮させるには十分すぎる存在だ。


メルセデス-マイバッハ SL:イマイチ
誰か、至急センス警察を呼んでくれ!なんとマイバッハSLに、モノグラム入りのグリル、ボンネット、そしてファブリックルーフが登場したのだ。ホイールは悪くないと思うが、それ以外は…なんというか…


マセラティ GT2 ストラダーレ:いいね!
## GT2 ストラダーレ:わずか10馬力アップ、されど…。その走りは別次元!

GT2 ストラダーレは、基本的にマセラティMC20をベースに、わずかにパワーアップ(+10bhp)、軽量化(−60kg)、そして大幅なダウンフォース向上(280km/h時に+355kg)を施したモデルと言えるだろう。さらに、ステアリングホイールにはLEDシフトライトが備わっており、この一点だけでも「アリ」と判断できる。


アキュラ パフォーマンス EV コンセプト:イマイチ
謎めいたマクラーレンのSUVとロータス エレトレを足して割ったようなスタイルのこのコンセプトカー。どうやら、2025年後半に生産開始予定の新型アキュラEVの姿を予感させるものらしい。しかし、市販モデルがこのコンセプトカーのデザインをどれだけ踏襲しているか、今から賭けてみないか?


アキュラ インテグラ タイプ S HRC プロトタイプ:いいね!
これぞアキュラ!と言わんばかりの1台が登場だ。このHRC(ホンダ レーシング コーポレーション)プロトタイプには、タイプ S インテグラのオーナーが喉から手が出るほど欲しがるであろう、サーキット走行に特化したパーツの数々が惜しみなく投入されている。しかも、これらのパーツは市販化される可能性も高いというから、期待せずにはいられない。


BMW M5 ツーリング:イマイチ
大きな決断だが、大柄なM5の初期兆候はあまりよくない。確かにパワーもあり、トランクルームも広いが、重量は2.5トンを超え、価格は11万ポンド(2,100万円)以上もする。


キャデラック オピュレント ヴェロシティ:いいね!
キャデラックがいまだ大型のリュクスなバージの作り方を知っている証拠だ。オピュレント ベロシティは、バタフライドア、見事な照明、ムーディーなインテリアを備えた2+2コンセプト。


Touring Superleggera Veloce12:いいね!
レストモッド版の550マラネロ?ツーリング スーパーレッジェーラは、カーボン製ボディ、ブレンボ製ブレーキ、トラクティブサスペンション、高級レザーで、V12フェラーリを完全に改造している。V12は完全にリビルトされ、500bhp弱を発生する。


ニル27:いいね!
元ブガッティとケーニグセグのデザイナー、サーシャ セリパノフが手がけたサーキット専用ハイパーカー。最高回転数12,000rpmの6.5リッターV12と7速マニュアルギアボックスが特徴。いーんじゃない?


ヘネシー ヴェノム F5 ステルス:いいね!
グリーンとゴールドが効く ヘネシーが1,817bhpのV8エンジンを搭載したハイパーカーの「ステルス シリーズ」バージョンを3台製作するが、すべて完売。この仕様のどこがステルスなのかよくわからないが、実に素敵であることは確か。


リマック ネヴェーラ R:いいね!
リマックはハイパーカーのネヴェーラをほぼ完全に作り直し、ネヴェーラ Rを誕生させた。パワーアップ、軽量バッテリー、新しいスタイリング、そして巨大なリアウイング。印象的な仕事だ。


ピニンファリーナ バティスタ タルガメリカ:イマイチ
バティスタはネヴェーラと同じ足回りを使用しているが、リマックがネヴェーラ Rに装備したすべての部品を手に入れる代わりに、ピニンファリーナは昨年、このタルガメリカを作るためにルーフを切り落とした。


ポルシェ 911 ターボ 50 Years:イマイチ
911 ターボは誕生から50年を迎えるが、ポルシェはそれを祝う新型992.2ターボではなく、派手なステッカーとシルバー塗装を施した992.1ターボを世に送り出そうとしている。残念だ。


ポルシェ 911 (993) スピードスター:いいね!
しかし、これは、なかなかのものだ。ポルシェのSonderwunsch部門が、イタリア生まれの工業デザイナー兼建築家ルカ・トラッツィのために製作したワンオフ993スピードスター。素晴らしい色。


RUF ロデオ:いいね!
オフロードのスーパーカーは素晴らしい。その事実から逃れることはできないが、少なくともオンロードでも大いに楽しめる(そしてあまり苦にならない)からだ。RUF ロデオは、610bhpの3.6リッターフラット6を搭載し、アメリカ西部を讃えるモデル。


ロールス・ロイス ファントム シンティラ:いいね!
これはロールス・ロイス ファントム・ ンティラであり、そのクラフツマンシップは文字通り桁外れである。セラミック仕上げのスピリット オブエクスタシーをご覧あれ。とりあえず、私たちにはふさわしくないってことだけはわかった。

アストンマーティン ヴァラー/マクラーレン 750S vs フェラーリ 296 GTB/教習車はランボルギーニ レヴエルト/パガーニ ウトピア:トップギア・ジャパン 062

外車限定の車買取サービス【外車バトン】
【無料】資料請求【タウンライフ土地活用】




=海外の反応=
「あのタットヒルは、私のエゴのすべてだ」
「ピニンファリーナのイマイチは納得できない。フェラーリから分かれることのなかった別の時間軸のようだ」
「黄色い車に一票」
「アキュラ パフォーマンス EVは浮いているのだろうか?フロントエンドと前方サイドのディテールがボートの舳先を連想させるから…」
「パガーニ ウトピアロードスターはどう?-------->いいね!」

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2024/08/72445/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 062

アーカイブ