3Dプリンター製の1,350psのジンガー 21Cがグッドウッドの坂道で市販車史上最速記録

最高出力1,350psのジンガー(Czinger) 21Cが、グッドウッドの坂道で市販車史上最速を記録を出した。3Dプリンターで作られたハイブリッドハイパーカーが、市販車の新記録を樹立。ちなみに、上り坂ではウイングミラーを紛失…


下のビデオをご覧ください。グッドウッド フェスティバル オブ スピードで、カリフォルニアの革新的なハイブリッドハイパーカー、ジンガー(Czinger) 21Cを駆り、市販車記録を更新したイギリス人レーサー、クリス ウォードの様子である。素晴らしいドライビングテクニックだ。

実際、ウォードは1.16マイル(1.87km)走行の終盤、わずかに限界を超えたことにお気づきだろう。干し草の束に接触し、ウイングミラーとエアロの一部を失いながらも、48.82秒というタイムを叩き出した。すごい。

21Cは絶対的な強さを見せつけている。構造には3Dプリンティングが多用され、中央にドライビングポジションを持つタンデムシートが特徴で、2.9リッター、ツインターボV8と2つの電気モーターを搭載し、合計1,350ps(オプションのアップグレードにより当初発表より100psアップ)のパワーを4輪に送る。グッドウッドでのサウンドも実に素晴らしかった。

現在、21Cはヒルクライムで、公道走行が可能な市販車としては史上最速となった。現在の総合記録は、マックス チルトンが2022年にマクマートリー スピアリングで記録した39:08というとんでもないものだ。

記録を樹立した21Cは、特別なラトルスネークグリーンのカラーリングで仕上げられており、これはカリフォルニアのモハベグリーンのガラガラヘビからインスピレーションを得たもので、伝説のドラッグレーサー、ドン "ザ・スネーク" プリュドムへのオマージュでもある。

「私たちはこの車をサーキットに持ち込み、サーキット記録に挑戦します。もちろん、楽しみながらね」21Cがグッドウッド記録を達成する前の週、ボスのケビン ジンガーはTGにこう語った。

「また、いくつかの記念ロードトリップも計画しています。私はアメリカで育ち、まだ存命のレーシングヒーローたちがいます。彼らのところまで車を走らせて会いに行きたいですね」

「最初の車は8月に顧客に納車され、その後2年間で80台を納車する予定です。21Cは完全な衝突試験を経た車です。約40回の衝突試験が必要です。この車は免除規定を一切使用せず、衝突安全性と排出ガス規制に関する完全な認証を取得しています。カリフォルニア州大気資源局(CARB)の2028年基準にも適合しています」
また、ジンガーは現在、製造会社であるダイバージェント(Divergent)を通じて、ブガッティ、マクラーレン、アストンマーティン、メルセデスAMG、そしてドイツとイタリアのスポーツカー会社2社とも契約を結んでいる。ダイバージェントは、ケビン ジンガーが創設した、カリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を置くアメリカの3Dプリンティング技術とソフトウェア会社だ。「デジタルエンジニアリングを提供し、さらに地球上で誰もやっていない構造のデジタル製造を行う、まさにティアワンサプライヤーなのです」とケビンは言う。忙しい時期のようだ。
よくある質問/Q&A
Q1: ジンガー 21Cとは何ですか?
A1: ジンガー 21Cは、カリフォルニアの自動車メーカー、ジンガー(Czinger)が製造する革新的なハイブリッドハイパーカーです。3Dプリンティング技術を多用した構造や、中央にドライビングポジションを持つタンデムシートが特徴です。

Q2: ジンガー 21Cの性能はどのくらいですか?
A2: ジンガー21Cは2.9リッターツインターボV8エンジンと2つの電気モーターを組み合わせ、合計1,350psの出力を発揮します。グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでは、公道走行可能な市販車として最速記録を達成しました。

Q3: グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードでの記録はどうでしたか?
A3: イギリス人レーサーのクリス・ウォードが運転し、1.16マイル(約1.87km)のコースを48.82秒で走破しました。これは公道走行可能な市販車としては史上最速の記録です。

Q4: ジンガー21Cの生産台数は?
A4: 最初の車は2024年8月に納車され、その後2年間で合計80台が生産される予定です。

Q5: ジンガー21Cの安全性や環境性能はどうですか?
A5: 21Cは約40回の衝突試験を含む完全な安全性試験を経ています。また、カリフォルニア州大気資源局(CARB)の2028年基準に適合するなど、高い環境性能も備えています。

Q6: ジンガー社の創設者は誰ですか?
A6: ジンガー社の創設者はケビン・ジンガーです。彼は3Dプリンティング技術会社ダイバージェント(Divergent)も設立しています。

Q7: ダイバージェント(Divergent)とは何ですか?
A7: ダイバージェントは、ケビン・ジンガーが創設したカリフォルニア州ロサンゼルスに拠点を置く3Dプリンティング技術とソフトウェア会社です。現在、多くの有名自動車メーカーにデジタルエンジニアリングと製造サービスを提供しています。

Q8: ジンガー21Cの特別カラーリングについて教えてください。
A8: 記録を達成した21Cは、ラトルスネークグリーンという特別なカラーリングで仕上げられています。これはカリフォルニアのモハベグリーンのガラガラヘビからインスピレーションを得たもので、同時に伝説のドラッグレーサー、ドン・"ザ・スネーク"・プリュドムへのオマージュにもなっています。

ブガッティ ボリード/ケータハム プロジェクトVの真実/日本のDAMD/プリウス:トップギア・ジャパン 061







=海外の反応=
「GJ、ジンガー!やっとコンセプトが実を結んだな。頑張れよ!」
「テスコ(イギリスのスーパー)へのお買い物にピッタリだな(笑)」
「スピアリングとの10秒近い差は、こんな短いコースでは驚異的だよな。ジンガーのタイムが25%も長いってことだもんな」
「間違いなく市販車だってさ。規制の免除も緩和もないから...って。40回も衝突テストしたって?マジ?10台も作ってないのに40回も?全生産予定80台のうちの40台をぶっ壊したのか?俺がFMVSSとNTHSAの公開記録を調べたけど、会社名でも車名でも何でも検索しても出てこないんだけど。でも1971年のダッジ・コルトの情報はバッチリ出てくるぜ。
金曜に全部済ませたからPCに入力されてないってんなら別だけど、俺は疑わざるを得ないな。それに2023年から2026年までの健康・安全に関する免除もいくつか見つけた。普通、少量生産車はいろんな免除をもらうもんだ。今回、抜け道や灰色の領域を使わないって言うなら、コンピューターシミュレーションと少数の実車テストの組み合わせで衝突基準をクリアしたはずだ。80台しか作らないのに40台もぶっ壊して、それでも公開記録に何も載ってないなんてありえねーよ」
↑「40回のクラッシュテストが40台の車を意味するわけじゃないよ。それに、限定生産の台数にクラッシュテスト車は含まないのが普通だし。クラッシュテストについて嘘をついてるとは思えないな。他の記事によると、1台の車で複数回のクラッシュテストができるんだって。マクラーレンは1台の車で複数のテストを行い、テストの間に修復することでコストを抑えている。超剛性のカーボンファイバー製モノコックは12回までのクラッシュに耐えられると信じているんだ。SCGは004とBootで、さらに一歩進んでいる。1台の車で複数回のクラッシュテストを行い、修復さえしないんだ。自社の車が十分に強くて、複数回のクラッシュでも乗員を守れると確信しているからさ」

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2024/07/71734/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 063

アーカイブ