パガーニ ウアイラ エピトメは7MTを搭載したV12ハイパーカー

パガーニ ウアイラ エピトメ、7速の*マニュアル/MT*ギアボックスを搭載したV12ハイパーカーが登場した。MTのハイパーカーなんて、他にない。


もちろん、また新しいモデルが登場するってわけだね。おそらく、工房のフロアを徘徊するゾンダが、うっかり他の退役したパガーニに噛みついて命を吹き込み、新たな、エキサイティングな、そして恐るべき姿に捻じ曲げているのだろう。

これが最新情報だ。これはパガーニ ウアイラ エピトメと呼ばれるもので、その名が示す通り、極限のウアイラを象徴するもので、オラチオのゾンダに続くモデルを最も論理的な結論へと導くことを望むクライアントから依頼された。

それは、栄光のオープンゲートハウジングに搭載されたセルフシフターである。Xtracによる7速マニュアルギアボックスは、パガーニの厳しい要求に応えてAMGが開発したツインターボV12の強大なパワーを活用する。

このモデルでは、6.0リッターは最高出力852bhp、最高回転数6,700rpmを発生し、そのパワーは前述の7速ギアボックス、電子制御式デフ、そして「レーシングスタイル」の三脚式ドライブシャフトを介して後輪に伝達される。100km/hに達するまでのスピードについては不明だが、それを知ろうとするとおそらく多くの(ときにダーティな)言葉を使わなければいけないことになるだろう。最高速度はリミッター付きで350km/h。

サスペンションにも手が加えられ、このエピトメはダイブ、ピッチ、ロールに強くなり、より尖ったダイナミクスが可能になった。もともと鈍重だったわけではない。エピトメには新たに「スーパーソフト」ボタンが追加され、その名の通り、アダプティブダンパーをソフトにすることで、荒れた路面でのドライビングがより快適になる。参考までにだが、150km/hを超えると自動的に解除される。

音は快適ではないかもしれない。6ウェイのチタン製排気システムが搭載されており、さらにブローンディフューザーセットアップによってダウンフォースが増加しているから。しかし、この車は減速して他の人に見せびらかしたくなるだろう。なぜなら、これは間違いなく、これまでに製造された中で最も美しいウアイラだからだ。

フロントとリアのバンパー、ライトクラスターデザインの異なる新しいボンネット、アーチ上のベント、そして素晴らしい一体型リアウィング。2024年に登場した90年代のスーパーカーを想像してみてほしい。また、パガーニにはミッドナイトブルーがよく似合う。

もちろん、パガーニ車なので空力性能もふんだんに盛り込まれている。フロントバンパーと新しいスプリッターは、顧客の要望で設計されており、ダウンフォースを増やし、ラジエーターに空気を送り込む。あの見事なリアも性能を向上させるが、何よりも見事に見える。

パガーニのスペシャリスト、グランディ コンプリカーツィオーニ部門が製作したこのクルマは、設計に約9カ月、デザインにさらに10カ月を要した。パガーニ グランディ コンプリカーツィオーニのボスであるロレンツォ ケルコックは、「1台のクルマにシリーズ生産車と同じ時間をかけてコンポーネントを開発するのは、長く複雑なプロセスです」と語る。

そうだ。これは、ワンオフのモデルである。少なくとも今週はね。

ブガッティ ボリード/ケータハム プロジェクトVの真実/日本のDAMD/プリウス:トップギア・ジャパン 061






=海外の反応=
「塗装はいいね。7MTもグッドニュース。内装は相変わらずぶっ飛んでる。でもウアイラのデザインは俺の琴線に触れたことないんだよな。ゾンダが怒ったミツバチの大群に襲われたみたいに見えるんだよね」
↑「マジだよな。パガーニはゾンダがピークで、それ以降は迷走してる感じ。でも、ほとんどのゾンダが760RS/LMみたいな改造モンスターになってるの見て気づいたわ。超金持ちは上品さとか良識とか普遍性とかに興味ないんだよ。奇抜で過剰でトレンディーなものが欲しいんだ。パガーニはまさにそれをウトピアで与えたんだよ」
↑「パガーニの内装をべた褒めする人多いけど、俺にはビジーすぎるんだよね。ドライバーとしては、シンプルで分かりやすい情報と、良い人間工学、強いフィードバックが欲しいんだ。キラキラしたもので混乱したくないんだよ。
俺が乗った中で一番フォーカスの良かった車はマツダのロードスターNCで、次が1976年のアルファ スパイダーだな。必要な情報は全部視界に入るけど、道路に集中できる。こんな車買えるお金あったら、ポルシェ992.2 GTSと古いフェラーリ(変なステアリングホイールついてないやつ)にアップグレードする」
↑「そうだよな。普段乗りの車にパガーニ風の内装は要らないけど、目を引くのは確かだよな。でも、ちょっと目立ちすぎかも。俺はスカイアクティブ世代のマツダ6に乗ってるけど、今買い替えるとしても、人間工学的に優れてるからまたマツダ買うと思うわ」
「ウトピアのパワートレインアップグレードを搭載したウアイラで、BCとは違ってアグレッシブだけどクラシックでスムーズなデザイン。夢のスペックだわ」
「センターコンソールの小さなウアイラ、超愛されな細部だよね。珍しく遊び心があるじゃん」
↑「あれ、キーだと思うよ」
「ゾンダのカスタムプログラムでNA V12をもっとパワフルにしたみたいに、ウアイラのカスタムプログラムは7速シーケンシャルをX-tracマニュアルギアボックスに換装するのかな。ウアイラはウトピアより内装がいいし、同じようなターボV12+マニュアルギアボックスの組み合わせになったわけだし。どっちも何百万ドルもするんだから、ウトピアよりこのエピトメの方がいいんじゃない?チタン製エキパイも2本多いしさ」
「結構いいと思うよ。ブルーの色合いも美しいし、シフターの組み立ても素晴らしい。少なくとも走行音は聞いてみたいな」
「内装がギラギラだから、晴れた日の運転は避けた方がいいかも」

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