アルファ ロメオの電気自動車ジュニアはジープ アベンジャーより安くて、33,895ポンド(675万円)から購入可能。プジョー e-2008よりも安い上、装備も充実している。
アルファロメオ ジュニアの価格は英国で、33,895ポンド(675万円)からとなる。アルファ初の(そしてちょっとつまずいたけど)フル電動参入は、兄弟車種の商売を横取りしているように見える。だって、プジョー e-2008や電気自動車のジープ アベンジャーよりも安いのだから。しかも、ジュニアの方が装備も充実っていう…。
違いを見ていこう。フィアット 600eやボクスホール モッカと同じプラットフォームで作られたジュニアには3つのトリムレベルがあり、すべて54kWhのバッテリーを搭載している。エントリーグレードのエレトリカは34,000ポンド(677万円)以下の価格設定で、154bhpのモーターを搭載し、航続距離は最大250マイル(402km)。これはエントリーレベルのアベンジャー「ロンジチュード」(34,999ポンド/697万円)よりも1,000ポンド(199,000円)以上安い。
一方、エントリーレベルのプジョー e-2008は35,700ポンド(711万円)である。しかし、プジョーの価格より5ポンド(995円)安く、同じ154bhpのeモーターを搭載したジュニアの2番目のトリム(「スペチアーレ」と呼ばれる)に35,695ポンド(710万円)で乗り換えることができる。まるまる5ポンドも?そりゃいい!だが、まだある。
スペチアーレには、よりスポーティなボディキット、18インチアロイ、リアプライバシーガラス、マッサージ機能付きドライバーズシート(後者はプジョーの価格表では500ポンド/10万円のオプション)が含まれているからだ。
そして、最上級グレードのジュニア「ヴェローチェ」が登場し、航続距離が若干短くなる(215マイル/346km)代わりに、よりパンチの効いた237bhpを発揮するようにチューニングされている。価格は42,295ポンド(845万円)。8,400ポンド(167万円)追加しないとならないが、トルセンデフ、ローダウンサスペンション、20インチダイヤモンドカット合金のキャリパーが装備される。キャビンには本物の牛がふんだんに使われ、ペダルもよりスポーティになる。豪華だよね。
ジュニアは100kWの急速充電に対応しており、イギリスのコメディドラマ『Fleabag』のエピソードを1本観ている間に、10〜80%の電力を充電することができる。
受注開始は6月下旬。それまでの間、ジュニアの背景を学んでおこう。その昔、この車は「ミラノ」として誕生したんだけど…おっと、誰か来たようだ。
ブガッティ ボリード/ケータハム プロジェクトVの真実/日本のDAMD/プリウス:トップギア・ジャパン 061
=海外の反応=
「またステランティスのクルマか。ただの衣装替えで中身に変わりなしだ。ランチア版が19,000ポンド(380万円)で発売されたら、どっかの馬鹿が3年レンタルに食いつくかもなぁ。そして2年11ヶ月後には後悔するわけだが」
「アベンジャーがこの10年で最も馬鹿な車の一つであることが決定的になったな」
「やっと有名どころのグリルつきEVが登場したぜ!」
「残念ながらこの車は今どき市場におけるもっとも醜い見た目のするモノの一つだわ。BMWすべてを考慮しても」
↑「そこまでひどくないだろ。アルファらしくはないし、グリルはダサいけど。普通のグリルのほうがよかったかもしれん。でも最近のクルマの中には、もっとアレなデザインのがうじゃうじゃいるし」
「フロントグリルのロゴの出来が超変だわ」