メルセデス ビジョン EQXXが自身の効率記録を更新。1回の充電で1,010kmを走行、1kWhあたり13.5kmの効率。
オール電動のメルセデス ビジョン EQXXは実に印象的だ。すでに、ジンデルフィンゲンからカシスまでの1,008kmの1回充電走行に続き、ウンターテュルクハイムからシルバーストーンまでの1,202kmの2回目の遠征を完了したことは、知っていた。だが、今回、別の大規模なロードトリップでその効率記録を完全に打ち破った。
今回の旅は、サウジアラビアのリヤドからドバイにあるブランドの新しいショールームまでの1,010km。気温34度のアラビア砂漠を横断したのだ。暑そう。
この距離は前回の記録には及ばないが、今回のEQXXは100kWh近いバッテリーに309kmの航続距離を残したまま目的地に到着した。というのも、14時間42分の走行(国境越えとドライバー交替のための1時間57分の停車時間を含む)で、EQXXは1kWhあたり13.5kmという驚異的な燃費を記録したのだ。
一般的に、TGでテストする市販EVのほとんどは平均で、1kWhあたり2.0-5.0マイル(3.2-8.0km)を記録するが、EQXXは平均で7.5マイル(12.0km)を記録した。また、砂漠のドライバーたちがウロウロしていたわけでもなく、EQXXは平均時速42.7マイル(68.7km/h)、最高時速87マイル(140km/h)を記録した。驚くのは、道中エアコンもずっと稼働しており、これにはエネルギー効率への影響を軽減するために、メルセデスの生産間近の「マルチソース ヒートポンプ」が素晴らしい働きをしている。
太陽もまた、メルセデスがEQXXのソーラールーフをきちんとテストする機会も与えてくれた。イギリスのシルバーストーンでは滅多にない機会だ。ルーフに搭載された117個の太陽電池のおかげで、EQXXは走行中に1.8kWhの電力を回収できたという。賢い。
EQXXのテスト走行距離は14,503マイル(23,340km)で、空気抵抗係数が0.17のスリムなデザインは、限定生産されることが期待されている。実現させてくれ、メルセデス…。
トップギア カーオブザイヤー/トヨタ ランドクルーザー/フェラーリ プロサングエ:トップギア・ジャパン 059
=海外の反応=
「アストンマーティンじゃないのか?DB5みたいな形をしているし、角度によってはポルシェ 911でもある。でも、メルセデスじゃない…」
↑「CLSとCLKのレーシングカーのヒントが見える。私だけ?」
「実は先日、EQEを外で見かけた。よく模擬グリルがあるところに無地のカバーがかかっていて、深海から来た奇妙な生き物のように見えた」
「私はSクラスのオーナーであり、MBの一般的なファンだが、彼らが現在の「EQ」の美学から逸脱すると聞いて嬉しく思っている。
とはいえ、EQSは写真で見るより実物の方がよく見えるが(あまり多くを語らない、私もそう思う)、EQEは実物を見ると半端なくまともに見える。
左フロントフェンダーにウォッシャー液のためだけの、そうでなければ役に立たない外ドアを別に設けなければならないのは、やはりデザイン上の罪だ。どんな強迫神経症のドイツ人エンジニアがサインしたんだ?」