フェラーリのイタリア一周GTOレガシーツアーはひどい話だ*。*ひどいというのが、かなり見事なスーパーカーでの、かなり見事な山道ドライブを意味するならば。
フェラーリは、本当に古いフェラーリのオーナーのための本当に恐ろしい休暇を発表した。GTOレガシーツアーは、マラネロが「ドライビングエクスペリエンス」と位置づけるもので、10月の5日間、40年前のスーパーカーを操縦して山脈を一周するというものだ。
1984年のジュネーブモーターショーでフェラーリGTOが公開されてからちょうど40年ということで、フェラーリはオーナーを招待し、息を呑むような景色の中をクラシックなV8ターボのスーパーカーを走らせてもらおうというのだ。イタリアのドロミテ山脈である。
本当に、これは恐ろしい。悪夢のようだ。そして、どんな形であれ、古いクルマと5日間を過ごす最も素晴らしい方法ではないだろう。
そして、なんという旧車だろう。1984年に発表されたGTOは、スーパーカーというよりも、2.8リッターV8エンジン搭載の強力なターボチャージャーに命をかけてぶら下がるピニンファリーナの華麗なラインの集合体であった。
このキャパシティから非公式には288と呼ばれたが、正式には60年代の250にちなんでGTOと呼ばれた。最初はグループB向けに設計された(ここに自分なりの「最も危険なレースシリーズ」のラインを挿入しても結構)が、最終的に中止された。
その代わり、GTOはF40、F50、エンツォ、ラフェラーリの血統を受け継ぐハイパーエキゾティックの驚異的な走りの先頭に立った。F40、F50、エンツォ、ラフェラーリといったハイパーエキゾティックの血統を受け継ぐ元祖である。生産予定台数はわずか200台だったが、フェラーリは結局272台を生産した。
その272台のうちの1台をまだ持っている人は、フェラーリから今年後半のパレードに招待されている。2024年GTOレガシーツアー(2023年に行われたF40をテーマにした同じくひどい音のツアーに続くもの)は、ヴァル レンデーナからスタートし、ドロミテを巡り、マラネロでフィオラノを一周して終了する。
そしてフィオラノでは、オリジナルGTO開発チームのメンバーが「このクルマの秘密を明かす」という。ああ、本当にひどい話だ。誰か今すぐGTOを貸してくれないか?
トップギア カーオブザイヤー/トヨタ ランドクルーザー/フェラーリ プロサングエ:トップギア・ジャパン 059