日産アリアが世界で初めて極点から極点までを走破した。夫婦のチームが、アークティック トラックス製のアリアを世界の頂点から最下点まで走らせることに成功。
電気自動車でロンドンからマンチェスターまで行けるか心配だって?しかし、もう気に病むことはない。だって、クリスとジュリー ラムゼイ夫妻の冒険家チームは、その航続距離テストへの心配を、むしろ些細なものにしたんだから。彼らは、日産 アリア e-4ORCEで、北極から南極まで走破したのである。
もちろん、1回の充電でというわけではないが、この方角への移動による回生量のことを考えると…。
2人は18,600マイル(30,000km)を走破するのに10カ月を要し、そのルートは凍った北極海からスタートした。その後、北アメリカ、中央アメリカ、南アメリカを南下し、最後は南極大陸をのんびりと駆け抜けたと想像される。そんなとき、ぴったりのミュージックプレイリストがあればいいのだが。
このアリア e-4ORCEは、完全に標準的なパワートレインとバッテリーを使用しているようだが、39インチのBFグッドリッチ製オフロードタイヤを装着するためにアークティック トラックス社によって改造された。そういえば、極点から極点までの旅を完走したクルマは過去になかったってことは、言ってたっけ?
「私たちが南極点にいるなんて信じられないよ」とクリスは言う。「今、自分が南極点にいることが信じられません。この遠征は何年もかけて計画してきたのですが、成功した実感がまだありません。想像以上に厳しかったことは確かですが、EVの素晴らしい性能には常に全幅の信頼を寄せてきましたし、私たちの日産アリアなら、どんな厳しい状況にも立ち向かっていけると信じていました。このPole to Poleのチャレンジが世界中の人に届き、日常生活でEVを使うための後押しができたなら、本当に嬉しく思います」