ベントレー、戴冠式を記念し3万ステッチの紋章の入った特注のキャビンクッションを製作


3日間かけて戴冠式の紋章をデジタル化

チャールズ3世陛下の戴冠式を記念して、ベントレーの職人チームが、ベントレーのための特注のキャビンクッションを限定で製作した。クルーにあるベントレーのドリームファクトリーに拠点を置くこのチームは、ビスポークで一つ一つのクッションを製作するために、優れたクラフトマンシップと最先端技術の組み合わせにより、特別な戴冠式エンブレムをデジタル化したのである。

ベントレーの厳しい品質基準を満たすためには、丸3日間かけて4回の刺繍加工が必要であり、各エンブレムには約3万ものステッチが慎重に施されている。ベントレーのインテリアに合うよう特別に選ばれたクッションのハイドに合わせ、3色のエンブレムがそれぞれ2色の糸で刺繍されている。

クッションの製作には1つにつき3時間以上かかり、気候が温暖で有刺鉄線のフェンスのない環境により傷の少ない北欧産のハイドが使用されている。それぞれのハイドは、職人の手と目で状態を確認してから、印を付けて精密にカットされる。縫製、成形、仕上げはすべて手作業で行われ、完成したクッションは、ベントレーの車両に負けないクオリティで仕上げられている。トリムの開発担当のエラ ミッチェルは、この特別な日のためのビスポークのクッションを生み出すプロセスをリードしてくる。このクッションはベントレーのプレスカーで使用される予定で、購入することはできない。

ベントレーの内装で最も目を引くのは、使用するレザーの色の選択肢の多さだ。クッションの色の組み合わせは、ベンテイガEWB 2台とベンテイガハイブリッド 2台、および特別なビスポークのベントレー 1台のそれぞれの仕様に合わせ、週末に行われた戴冠式のために選ばれた。

クッションの色はクリケットボール、カンブリアグリーン、インペリアルブルー、サドルで、それぞれベルーガ、ポーポイズ、ニューマーケット・タン、インペリアルブルーのアクセントパイピングが入った1.4mm厚のレザーが使用されている。エンブレムは、レザーのカラーに映えるブラック、ホワイト、レッド、ブルーの糸で刺繍されている。 クッションのサイズと形状は、ベントレーのヘリテージコレクションにある1958年式S1コンチネンタルフライングスパーのクッションをモデルにしている。






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