アルファ ロメオ、”Beyond the Visible” エピソード3が公開



2つのエピソード"Before we hit the ground"と"Trust is gained"を経て、アルファロメオF1チームORLENの舞台裏を撮影したドキュメンタリーシリーズ、"Beyond the Visible"の最新作。世界で最も注目されるモータースポーツであるF1において、アドレナリン全開とも言えるチームの日常を明らかにするエピソード3、"The Hidden Backbone"を公開した。

エピソード3は、F1の年間シーズンを支える複雑なロジスティクス業務の組織についてのドキュメンタリー映像となっている。世界中のあらゆる場所へ人や物の移動を組織化するには、複雑な数字、測定単位、測定基準などが必要となってくる。チームのホスピタリティを担うパドックやガレージは、レースのたびに一から作り直され、レース本戦の数時間後には解体されてしまう。これらの工程を巧みにリードするのは高度に専門化されたチームであり、スタッフは長い大陸間の移動を経て世界で最も注目されるモータースポーツの舞台を実現し、レース後には速やかに解体、そしてまた長い移動へと、過酷なシフトに執念をもって立ち向かっているのだ。

エピソード3は、ふだんスポットライトを浴びない場所、F1の興奮をもたらす活動の舞台裏をご紹介する内容とした。アルファロメオF1チームでは、年間1億4千万ユーロ(196億円)の予算のうち、15パーセントがロジスティクス業務、マテリアルハンドリング、そしてトランスポーテーションに割り当てられる。昨シーズンは、約230トンを海上輸送、約40トンを航空輸送、あとの残りはトラックでの陸上輸送だった。さらにドライバー、メカニック、アスレチックトレーナー、医師、ケータリングスタッフ、マーケティング・コミュニケーション部門のスタッフなど、約100人のチームメンバーがグランプリごとに移動する。通常は前年の12月までに時期シーズンのロジスティクス全体の90パーセントが決定されるなど、そのスケジュールは綿密に練られたものとなっている。

アルファロメオF1マネージャーであるクリスティアーノ・フィオリオは、「私たちはこのプロジェクトを誇りに思っています。一般的にあまり知られていないこのトピックを取り上げることで、チーム運営の根幹をなしている「見えない」プロフェッショナルたちに光を当てようと考えました。F1におけるロジスティクスは、世界中のサーキットでたった2台のマシンが最大限のパフォーマンスを発揮することを目指していることを考えると、とても感慨深いものです。このようにF1におけるロジスティクスはとても重要で、明日のF1のための大きな作業でもあるのです」と語っている。

"Beyond the Visible "の目的は、アドレナリンとパフォーマンスによって作られるF1の舞台裏を伝えることだ。世界中のグランプリの「ホームストレート」の信号が消えるとき、世界中で愛されるモータースポーツのビッグショーが始まる。そのすべては、ロジスティクスのプロフェッショナルによる高いパフォーマンスによって実現されている舞台なのだ。



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