今日で仕事納めなんていう人もいるかも知れない。年明けの初日の出のイメージにぴったりなシチズンの時計が1月2日から数量限定で発売される。世界初の多局受信型電波時計発売から 30 周年を記念して、『シチズン アテッサ』、『シチズン エクシード』、『シチズン クロスシー』、『シチズンコレクション』の 4 ブランドから、電波時計 30 周年記念モデル「DENPA Limited Models YOAKE COLLECTION」全4 モデルだ。価格は 60,500 円〜159,500 円。
シチズンは、標準電波を利用した「正確な時刻を表示する時計」の開発を 1989 年にスタートした。この開発はシチズンとしてゼロからの挑戦だったが、日本にはなかった標準電波受信用の IC を独自に開発、アンテナの小型化など多くの課題を乗り越え、1993 年に世界初の「多局受信型電波時計」を発売した。1996 年には、世界で初めて光発電エコ・ドライブを搭載した電波時計を開発。その後もエコ・ドライブ電波時計の挑戦は続き、2001 年にセラミック外装によるアンテナ内蔵化を実現した。さらにアンテナや受信回路を改善することで受信感度を大幅に向上させ、2003 年には当時不可能とも思われていたフルメタルケースの電波時計を世界で初めて実現し、大ヒット商品となった。それ以降もシチズンは革新的な商品で電波時計市場をリードしている。
新製品の「DENPA Limited Models YOAKE COLLECTION」は、各ブランドのイメージに合わせて、薄型、小型、クロノグラフ搭載、日中米欧の電波受信といった、シチズンが誇る電波時計のムーブメントをそれぞれに搭載してる。世界初の「多局受信型電波時計」の製品化から 30 年を迎える 2023 年に電波時計への新たな挑戦の始まりを「夜明け」に見立て、それぞれの個性を持った 4 ブランド全てにブラックとゴールドのカラーリングを採用。限定モデルらしい華やかなデザインに仕上げられている。
https://citizen.jp/yoakecollection/index.html
【電波時計の歴史】
1993 年 世界初の多局受信型電波時計
1993 年にシチズンが生み出したのが、世界初の「多局受信型電波時計」。受信感度を左右するアンテナが、メタルケースや金属部品の影響を受けやすいことから、逆の発想で「電波を受信して動くという機能を前面に出し、文字板の中央にアンテナを配した大胆なデザインが採用された。
2018 年に独立行政法人国立科学博物館が選定する重要科学技術史資料である未来技術遺産に登録された。
1996 年 世界初 エコ・ドライブ電波時計
シチズンは世界で初めて、光発電エコ・ドライブを搭載した電波時計を開発した。9 時側のケース側面にアンテナを配し、受信性能とデザイン性を向上。また、時刻情報の自動受信と光発電により、時刻合わせと定期的な電池交換の煩わしさを解消した。
2003 年 シチズン アテッサ エコ・ドライブ電波時計
アンテナをボディサイドの樹脂ケースに内蔵したモデルを経て、エコ・ドライブ搭載に不可欠な省電化技術の開発。さらにはアンテナ、受信回路の改善による受信感度の大幅な向上により、2003年に当時不可能とも思われていた世界初のフルメタルケースの電波時計の開発を実現した。
2008 年 世界 4 エリア標準電波受信モデル シチズン アテッサ エコ・ドライブ電波時計
日本・アメリカ・ヨーロッパの標準電波受信に加えて、中国河南省商丘市の送信所から送られる標準電波も受信可能なモデルを開発。世界経済の主要都市をカバーできるようになった。
2016 年 シチズン クロスシー エコ・ドライブ電波時計 ハッピーフライト
世界最小最薄サイズ(*発売当時:ケースサイズ径:25mm、厚み:7.2mm)で世界 4 エリアの標準電波を受信できる世界最小最薄サイズのエコ・ドライブ電波時計を実現した。