ベントレーの新型ベンテイガEWBが新たなハンドクラフトマンシッププロセスで生産開始へ


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ベントレーの最新モデルを制作する熟練した職人たちのチームに対し、夏季休暇の後ベンテイガEWBの生産を開始することが決定された。

ベンテイガ EWBは、世界最高級のラグジュアリーと技術的革新性を兼ね備えるとともに、クラフトマンシップと快適性の新たな高みを表している。この新しいベントレーのフラグシップモデルは、英国クルーのカーボンニュートラルな工場において、1台当たり熟練した職人が132時間もの時間をかけて生産される。ロフトキルトや複雑なパネルやオーバーレイを惜しみなく使い、ベントレーのダイヤモンドイルミネーションとともに唯一無二の空気感を作り上げている。

50%以上の顧客様がエアラインシートスペシフィケーションかダイヤモンドイルミネーションを、約30%がパネルにオプションの塗装やメタルオーバーレイをオーダーしている。このことは、クルーにおけるクラフトマンシップの重要性を示しているのだ。

ベントレーの特徴的なダイヤモンドキルトは、ドラマチックでコンテンポラリーな新しいデザインに生まれ変わった。すべての優れたデザインと同様、仕上がりはシンプルに見えるが、その背後にある細部へのこだわりがベントレーのインテリアの特徴を集約している。

デジタルクラフトマンシップと精緻なテクノロジーを駆使してデザインされており、シート上部のシンメトリーなパターンは中央から離れるにつれダイヤモンドが横長になっている。一方、ドアにはアシンメトリーなパターンが施され、ドアとリアキャビンの長さを強調している。

各ダイヤモンドの中には、傷のないレザーに直径1㎜に満たない小さな孔が開けられている。全体として美しいデザインになるよう、ベントレーのインテリアデザイナーが一つ一つの穴をデジタル処理で正確に配置するデジタルクラフティングプロセスで作られている。

レザーに孔を開ける加工をした後、特別な刺繍用機械でダイヤモンドのステッチが施される。この機械は内蔵されたカメラで孔のパターンを解析し、ステッチのラインが孔のダイヤモンドと完璧に等間隔で平行になるようにしている。これらの工程によって、美しくエレガントでユニークなデザインが生み出される。

より繊細でラグジュアリーなフォルムのソフトなパネルにするため、より細い糸(通常はベントレーのロゴの刺繍で使用)とより小さなステッチ(通常の半分の長さのステッチ)が使用されている。糸を変えたことと生産過程のイノベーションによって、今まで以上により強調され柔らかいロフトキルトができるようになった。この工程は、2019年のコンセプトカーであるEXP100GTのドアとシートのキルティングで行われた工程と全く同じだ。

1921年のベントレーの生産開始以来、最も高級なグランドツアラーにはウッドのダッシュボードが取り付けられていた。近年、ベントレーのウッドショップの職人のスキルが有名家具メーカーと同等であることが認められ、エシカルでサステナブルなウッドパネルをベントレーのインテリアに使用していることが業界をリードしていると認知されている。

1/10㎜以下の誤差で成形され磨かれるウッドパネルは、複雑で美しい自然の贅沢な要素をキャビンにもたらしている。使用されるウッドパネルは10時間以上かけて製作され、クラス最高級のSUVとして初めてメタルオーバーレイ・イン・ベニアが採用されることになった。

このオプションは、助手席のフェイシアパネルと4つのドアに取り付けられている。この複雑なデザインは、厚さ0.07mmという非常に薄いブラッシュドメタルバッジで構成されている。

インレイのデザインは、フォトエッチングと呼ばれるプロセスで作成される。非常に繊細なデザインのステンシルを金属に貼り付け、紫外線照射とラミネートの現像という中間工程を経て、本工程で必要ない部分の金属を化学的にエッチングし、インレイデザインのみを残する。エッチングは、手作業や材料の切断がほとんどないため、破損のリスクが少なく、非常に高い精度が得られる。その後、それぞれのバッジはベニヤの表面の正確な位置に手作業で接着され、ラッカー仕上げとポリッシュ仕上げが施される。

ベンテイガEWBには、さらに印象的でエレガントなオプション装備としてベントレーダイヤモンドイルミネーションが導入されている。このイルミネーションは、ドアパネルのレザートリムに開けられた直径1㎜の小さな孔から、合計68個のLEDが発光することで実現されている。

トリムを通したイルミネーションの輝度と色は、インフォテインメントシステムとタッチスクリーンリモートでお客様がコントロールすることが可能だ。この機能はムードライティングと連動しており、車内全体で光の色と強さを一定に保つことができる。このドラマチックな機能により、特に夜間の車内の雰囲気や印象が大きく変わる。

ベントレーダイヤモンドイルミネーションのような新機能は、テクノロジーと現代のクラフトマンシップがどのように融合し、贅沢な素材に驚くほどモダンなデザインを実現するのかを示している。トリムの組み合わせだけでも240億通り(可能な仕様の総数は数兆通り)で、ベンテイガEWBのキャビンは、これまでで最も個性的なベンテイガを提供することができる。

新型ベンテイガEWBは、9月16日-25日に開催される今年のサウサンプトンボートショーで英国公開される予定だ。ベントレーモーターズは、英国最大の国際的なボートの祭典において、ラグジュアリーカーメーカーとして独占的なパートナーになることが決定している。

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