W213、5代目となるEクラスの物語が終わりを迎えようとしている。メルセデスのパフォーマンス部門は、AMG E 63 ファイナル エディションでグランドフィナーレを迎えることとした。
999台の限定生産で、サルーンとエステートが用意されている。ファイナル エディションは、Mk6でハイブリッド化が始まる前に、612ps、4.0リッターのツインターボV8を手に入れる最後のチャンスとなる。
20インチ鍛造ブラックアルミ、マットグラファイトマグノペイントに加え、AMGのナイトパッケージにより、フロントスプリッター、トリムストリップ、ウィンドウサラウンド、ミラーハウジングなど、様々なハイグロスブラックエレメントが装備されている。
ブラッククロームのツインテールパイプ、Bピラー後方のティンテッドガラスも装備されている。CピラーのAMGエンブレムは、即席のドラッグレースが行われる際に、他のドライバーにあなたの優位性をアピールするものだ。
AMGのシート パッケージ ハイエンドのパックは、ナッパレザー仕上げのシートで、「ダイナミックなドライビングをサポートする」と、メルセデスでは言っている。
レザー(とマイクロファイバー)はステアリングホイールにも施され、イエローのコントラストステッチが外観を引き締めている。この手のものにはよくあることだが、センターコンソールにはAMGファイナルエディションという特別なマーカーがあり、999台の最終生産台数におけるこのクルマの名前が記されている。
さらに、「ガレージのホコリから大切なクルマを守る」ために、室内用カーカバーもプレゼントされるとのこと。ちょっと殺風景。思慮深いけど、やっぱ殺風景。
さよならドリフトモード…さみしいな。
=海外の反応=
「最終版で自然吸気エンジンにできなかったのが残念。このミュートされたV8は、ひどい音だ。4気筒か6気筒の自然吸気でよかったのに」