プジョーは、10,000km以上のテストを終えて完成した9X8耐久レース用ハイパーカーを公開したが、それより大きなニュースは、リアウイングがないことだ。
プジョーは9X8を「他に類を見ない流麗なシルエット」と「猫のようなスタンス」と表現している。前者については、確かにそう思う。後者はどうだろう。とにかく、フランスのチームはまだ空力の秘密を明かしていないが(おそらくその未来的なボディワークの下には多くの秘密があるのだろう)、初めて競技としてサーキットを走るときはまさにこのような姿になると言っているのである。
このデビュー戦は7月のモンツァ6時間レースで、プジョーがル・マンに復帰するのは2023年まで待たねばならないが、来年のLMHとLMdHのトップクラスは絶対的に素晴らしいものになると思われる。
9X8はACOとFIAのル・マンハイパーカー(LMH)クラスに準拠し、4輪駆動で、後輪に2.6リッターツインターボV6、前輪に特注の高性能電気モーターを搭載している。上の2枚目の画像ではかなり小さく見えるが、騙されないでほしい。実は幅が2メートル、長さがほぼ5メートルもあるのだ。しかし、高さは1メートル強しかなく、プジョーによれば、バッテリーパックとハイブリッド機器を搭載しているにもかかわらず、重量はわずか1,030キロだそうだ。
果たしてプジョーは、耐久レースの頂点に返り咲くことができるのか?
=海外の反応=
「なぜ、これのロードバージョンを作らないのか、せめてこのパワートレインをロードカーに採用しないのか」
↑「可能性はあると思う」
↑「期待しちゃうの」
「'この画像は2枚目の画像ですが、騙されないでほしい'Windowsのペイントで作った、本当にひどいモンタージュだ」
「ウイングがなくても走れるのには驚かないけど、巨大なディフューザーがあるんだね」
「もし、アンダーボディの空力(およびその他の)進歩によって、ウイングの必要性を減らすことができたら、もっとうれしいのに。私の目には、一般道用であれレース用であれ、パフォーマンスカーはスポイラーやウィングがない方がきれいなラインに見えるんだ」