これは、記録ブックのためのちょっとした番狂わせだ。通常、世界最速のスーパーカーを改良するために使用されるレース技術について話すことが多いのだが、今回はランボルギーニがその逆を行ったのだ…。
新型GT3 EVO2レーサーのルーフマウントのエアスクープとリアフィンを見てほしい。これは素晴らしいロードカー、ウラカン STOから受け継いだものである。ランボによれば、サイドエアインテークの代わりに、自然吸気のV10に直接空気を送り込むものだそう。素敵だね。
で、GT3 EVO2だ。実はこれ、GT3仕様のウラカンの3代目で、今回のアップデート車には、前述のインテークシステム、新しいエアロ、FIAの2022年技術規則に準拠した新しい安全技術が搭載されているのだ。
エアロの調整には、新しいスプリッター、新しいディフューザー、そして全く新しいアンダーボディが含まれ、前モデルのウラカン GT3 EVOよりも大きなダウンフォースを生み出すのに役立っている。また、巨大なリアウイングをより正確に調整するための新しいアルミニウム製サポートも装備されている。
ランボルギーニのスクアドラ・コルセ部門は、新しいブレーキシステムにも力を入れており、ロールケージも再設計され、超強力なカーボンケブラーハニカムのサイドパネルが、どちらかのドアに衝撃が加わったときに、より優れた性能を発揮するようになっている。
納車は2022年後半かららしいが、すでにGT3 EVOを所有している人(ラッキー)には、EVO2仕様にアップグレードするキットも用意される。これまでのレース用ウラカンは、6シーズンで40以上の国際タイトルを獲得している。EVO2はそれを上回ることができるのだろうか?
=海外の反応=
「ウラカンGT3が大好きなんだ!意地悪そうで。いつかWECに参戦してほしい。GTEからGT3への移行はかなり早いと思うので、期待している」