2021年11月末に悲しい死を遂げる前、メルセデスが極めて才能豊かなヴァージル アブローとコラボレーションしていたことは、皆さんもよくご存じだろう。
ファッションブランド「オフホワイト」の創設者であり、「ルイ・ヴィトン」のメンズアーティスティックディレクターでもあったアブローは、世界で最も長い肩書きを持つ人物だった。博学アーティスト、建築家、クリエイティブディレクター、ファッションデザイナー、慈善家のヴァージル アブローというような読み方である。
2020年9月、メルセデスはそのコラボレーションから生まれた最初のクルマ、プロジェクト・ゲレンデヴァーゲンと呼ばれるレーシングカーにインスパイアされたGワーゲンを発表した。そして昨年12月には、アブローとメルセデスのデザインチーフであるゴードン ワグネルが夢見た、全電動オフロードクーペのコンセプト「プロジェクト マイバッハ」が公開された。
そして今、このプロジェクトから生まれた最後のクルマがついに登場し、実際に購入することができるようになったのである。まあ、もしあなたが非常に裕福で、限定版のマイバッハを買う余裕があればの話だが。
上の写真のマイバッハ・バイ・ヴァージル・アブローは、150台のみの限定生産。メルセデス・マイバッハがSクラスのS680をベースに、上部が黒曜石ブラック、下部が砂色という特別なツートンカラーで仕上げられている。ボディと同色のモノブロック・ホイールも魅力的だ。
インテリアもマイバッハと同じカラーリングで、4シーターレイアウトで、特別なバッジがたくさん付いています。インフォテインメントのユーザーインターフェイスも特注で、通常のマイバッハとは異なるアイコンやグラフィックを採用しているとのこと。
それにしても、よくありがちな話ね。でもマイバッハって、いつもそうでしょ?
=海外の反応=
「えー、これってアリなの?」
「内装は好きだが、外観はあまり好きじゃない。けど、ご冥福をお祈りしとこう、って気分になる」
「リム、カラーリングをもっと良くしてほしい。フォレストグリーンに黒のアウトラインが似合うと思う」
「外装がこれほど嫌いだけど、内装がこれほど好きな車は見たことがない」
「シンプソンズのマリブ ステイシーが新しい帽子を手に入れた」
「21世紀の今、こんなわずかしか売れない商品でどうやって企業が儲けるのか?それはできない。これは、メルセデスがすべて平民になったことを示すものだ」