ルナズのEVレストモッド、4,500万円以上なのに2022年と2023年の注文分は完売

クラシックカーを新車以上の状態にレストアし、電気で走るように改造するというアイデアを、まあ、ちょっとした流行だと思っているのだとしたら…それは間違いなんだ、明らかに。

シルバーストーンを拠点とする英国の電気自動車メーカー、ルナズ(Lunaz)から届いたニュースによると、2022年と2023年の注文分が売り切れだそうだ。そうなんだよ、もしあなたが自宅の充電ステーションにルナズを置きたいのなら、早くても2024年までは届かないってこと。

ルナズによれば、2020年に年間55台だった生産台数を現在は110台に倍増し、120人以上の従業員を雇用しても、使い古したベントレー、ジャガー、アストンマーチン、レンジローバー、さらにはロールスロイスを復活させるのを超えて、注文がたまっているのだそうだ。

英国本国だけでなく、米国やアジアの顧客からの需要も旺盛である。ルナズは、ミレニアル世代の富裕層が、二酸化炭素を排出しない信頼できるクラシックを求めており、それが今年の同社の400パーセントの成長を牽引しているという。そのため、このクルマは単にエンジンを外してバッテリーを入れるだけでなく、廃棄された漁網で織られたカーペットやリサイクルされたトリムで内装を修復しているのだ。

さらに、アフターコロナのホスピタリティ産業は、高級なゲストの送迎用に電動ベントレーやロールス・ロイスを熱望しているとのこと。

さて、もしこれがあなたの好みで、クラブに参加するのに十分な忍耐力があるならば、その2年間を節約に費やした方がいいかもしれない。ルナズの価格は、レストアされ電動化されたレンジローバー クラシックで29万ポンド(4,500万円)(+税)からだ。

ロールス シルバー クラウドやベントレーなら350,000ポンド(5,400万円)+税、ジャガーなら375,000ポンド(5,800万円)+税が必要だ。ロールスのファントムは税抜55万ポンド(8,500万円)、トップモデルはアストンマーティン DB6で95万ポンド(1.5億円)+税と、かなり高額になる。

つまり、エンジンの整備が不要だからといって、お金が節約できるわけではないのだ。しかし、あなたは非常に静かな雰囲気を買って手に入れることになるけれど…。

【CL AIM system】
=海外の反応=
「クラシックカーの破壊行為そのもの。芸術作品をミルクフロートに変える犯罪者だ」
「他の会社でもかなり似たものを作ってるよね
「カーボンファイバーでレプリカを作らないという理由がわからない。よりクールで、より論争の的にならない、そして明らかに非常に懐の深い顧客からさらに多くのお金を得るチャンスなのに」
↑「一理ありますね。エンジンやシャシーを作る会社とボディを作る会社があった時代に戻るのも、ひとつの方法だと思う」
「クラシックカーを所有していないのが残念だ…。けど、もし所有していたとしても、EVに変えることはないだろう」

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