オーストラリアの皆さん、あなたの目に何かが見えてますよ。この目に入ったものは、R35 GT-Rの最後の1台がオーストラリアに上陸したというニュースなのだ。
なぜ最後の1台なのか?R35はオーストラリアの新しいポールサイドインパクトテストに合格しなかったため、GT-Rはアルピーヌ A110やレクサス RC-Fなどとともに、もう新車では買えなくなってしまったのだ。
そこで、最後の1台として、T-SpecとニスモSVが輸入された。上の写真に写っているGT-R T-Specは、オーストラリアの日産車としては最後のコンプライアンス・ラベルが貼られたクルマなのである。なお、12月1日以降、コンプライアンスラベルは完全にデジタル化される。
T-Specは、通常のGT-Rとニスモのギャップを埋めるためにデザインされたもので、ブレンボ製カーボンセラミックブレーキ、ダンロップ製SPスポーツマックスタイヤ、鍛造ゴールドホイール、カーボンファイバー製リアスポイラー、ダークグリーンのインテリアなどが採用されている。
GT-Rは、3.8リッターV6ツインターボエンジン、4輪駆動、宇宙ステーションに匹敵する演算能力を備えている。
オーストラリア日産のボス、アダム・パターソンは、次のようにコメントした。「GT-Rは日産の最も有名な車であり、これで永遠の別れというわけではありませんが、T-SpecとニスモSVモデルは、オーストラリアにおけるGT-Rの物語のこの章を締めくくるものとして機能します」
「30年以上に渡ってオーストラリアの自動車史を彩ってきたラベルを身につけるのも、この世代の日産のパフォーマンスアイコンの最終バージョンが最後になるというのは、まったくもってふさわしいことです」と付け加えた。
=海外の反応=
「T-specはイギリスに来てほしい」
「宇宙ステーションの例えはぴったり。車がオーストラリアに衝突しないように、十分な賢さがあるといいね。宇宙ステーションのスカイラブと違って」