トヨタのダカールラリー用ハイラックスがパンチのある新型V6を携えて登場

ダカールラリーがサウジアラビアで開催されることには複雑な思いがあるが、クルマには何の責任もない。これは、2022年のダカールに参戦するトヨタのGR DKR ハイラックス T1+だ。

赤、白、黒のカラーリングが施されたハイラックスをパワーアップさせたような外観で、ヘッドラインは中央に配置されているのが特徴である。

新型の3.5リッター・ツインターボV6は、最新のGazooランドクルーザー(実際に存在し、上の写真に写っている)から採用され、モータースポーツ用にマイルドにチューニングされている。そのランドクルーザーを試してみる必要があるのは明らか。従来のラリー用ハイラックスのパワープラントよりもパワフルかつ軽量で、6速シーケンシャルギアボックスと組み合わされ、FIAの規定に沿った400馬力と660Nmを発揮する。つまり、よりパワフルなパンチが可能になったということである。

FIAの規定により、エンジンが軽くなったにもかかわらず、ハイラックスの総重量は2,000kgと非常にクリーンな値になっている。そう、V6はクルマの真ん中に鎮座しているのだ。

サスペンションの作動範囲は従来の280mmから350mmに拡大され、タイヤは32インチから37インチになり、同時に幅も拡大されている。ホイールは新開発のアルミホイールで、熱対策のために無塗装となっている。

ダカールには、このハイラックス T1+が4台出場し、3度の優勝経験を持つナッサー・アル-アティヤがトヨタを牽引する。ナッサー・アル-アティヤは、「新型車には感心させられます。特に、新型の太いタイヤがもたらす悪路走破性が自慢でる」と語っている。

かっこいいでしょ?

=海外の反応=
「このV6ハイラックスは、ディフェンダー ボウラーのクラスに参入しようとしているのか?」

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