ポルシェGT部門のボスが、将来のケイマンに電動化を示唆

トップギアは、サーキットで鍛えられたポルシェの世界が、文字通り電気自動車についての議論のに現れたことはない、と中々の自信を持って言える。しかし、今回は違うのだ。

ポルシェのGT部門の責任者であるアンドレアス プルーニンガー(『欲しいのは、本当に良いポルシェだ』の生みの親)の言葉を借りれば、新型718 GT4 RSは、ロビー ウィリアムズの『Let Me Entertain You』の曲のようなものだという。

「718のプラットフォーム上で、9,000rpmで回転する大気中の普通のエンジンを使って、盛大なパーティーを開く時が来たのです」と、プレニンガーはTGに語っている。「このクルマは、4輪のライブコンサートです。そんなエンターテイナーなのです」

ああ、そうだったのか。では、なぜパーティーなのか?それは、「ミッドエンジンプラットフォームの未来は、電気と大いに関係があるかもしれない」からであり、だからこそ、現在の718には適切な爆発が必要なのだという。

電気自動車のケイマン。これは長い間噂されてきたことであり、特に数ヶ月前にポルシェ自身がミッション Rコンセプト(下の写真)を公開したときには、さらにそう言われていた。ケイマンサイズのレーシングコンセプトで、バッテリーを搭載し、予選で1,073bhp(レース仕様では約600bhp)の出力を発揮する。全輪駆動で、30分程度のレースなら平気で走ることができる。

当時、TGがポルシェに「ミッション Rはケイマンの偽装ではないか」と質問したところ、ポルシェは「将来の市販車にはこのような要素が見られるようになるでしょう」と答え、その後、「このような車を実現する方法を見つけることもできるでしょう」と認めた。

もちろん、ミッション Rの役割は、2025年から始まるポルシェ独自のカスタマー・エレクトリック・レース・シリーズを前にしたものであり、その時点でポルシェは、航続距離の向上や軽量化を実現する新世代のバッテリーを期待している。次世代のケイマンにはその恩恵があるかもしれない。また、レーシングカーで公道走行のコンセプトを試すことは、有史以来の業界標準となっているしね。

さて、楽しみになってきた?


=海外の反応=
「ミッションRが周回する(そして大きな音を出してる)スパイビデオがある。これはコンセプトではなく、プロトタイプなんだ」
「僕に言わせれば、1.4トン以上の重さがあれば、それはポルシェではなく、ただの高速戦車だよ」
「4気筒にダウングレードした718がどうなったかは、すでに知ってる」
「ミッションRはかっこいいよね。アルピーヌとロータスがEVのスポーティな車を作っているので、良い競争相手になるだろう。大きな問題は、ちょっと魂のこもっていないクルマになりそうだってこと」

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