504kmの航続距離が魅力、ポルシェ タイカン GTS

ロサンゼルスモーターショーでのポルシェのデビュー作品は1台ではなく、2つ。いや、3台目もあった。待望のケイマン GT4 RSに加えて、2台のタイカンがポルシェのブースに登場した。

まず、GTSについて説明しよう。このバッジは911でよく知られているが、それ以外にも販売されているすべてのポルシェに採用されており、エントリーレベルのモデルとトップスペック(多くの場合GT部門)のモデルを価格と性能の両面でバランスさせることで、「ベスト・オブ・ザ・ワールド」の提案をしているかのようだ。

そして、18,070,000円のタイカン GTSは、絶妙なバランスで配置されている。このモデルは、パフォーマンス・バッテリー・プラス・オプションとその93.4kWhの容量を組み合わせ、最高出力598psを4輪に供給する。その結果、0-100km/hは3.7秒(ローンチコントロールのヘルプを借りた場合)、最高速度は250km/hに達する。

さらに重要なのは、504kmの航続距離だ。これは、「今年の初めにモデルイヤー2022年型のタイカンに導入された、特に効率的なドライブトレイン制御戦略の改良」のおかげであり、GTS周辺のモデル群は間もなく再認定される予定だ。おそらく、その数値がすべてのモデルの真ん中にぴったりと収まるように…。

アダプティブエアサスペンションはGTS専用にチューニングされ、フェイクエキゾーストサウンドソフトウェアやオプションのリアホイールステアリングも変更されている。トップには、ボタンを押すだけで透明から不透明へと変化する「バリアブル・ライト・コントロール」付きのパノラミック・サンルーフがオプションで用意されている。ボディワークにはブラックのディテールが多数施され、室内にはスエード調のレーステックス・トリムが多用されているが、窓やペダルにカバーがないのが不思議なくらい。脂ぎった指の人は、ここでは歓迎されないだろう。

裏側を見てみる。タイカン スポーツツーリスモを目にするのは初めてだが、そのコンセプトを理解するのは簡単じゃない。タイカン クロスツーリスモの車高を下げ、クラッディングを剥がし、わんぱくなグラベルモードを取り除いたものだ。

サルーンよりも広いヘッドルームとトランクルームがあり、少なくともGTSバッジをつけている場合は、わずか10万円の追加ですべてが解決する。英国では、4ドアが104,190ポンド(1,610万円)、エステートが104,990ポンド(1,620万円)となっており、どちらを買うか迷っていたのが解消されそうだ。

=海外の反応=
「STのボディが他のモデルにも採用されるといいね」
「GTSトリムは、スペック的には非常にボーイズレーサー的な印象を受ける。自分の好みじゃない。エステートはプラスチックのクラッディングがない方が見栄えがする」

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