【3分で早わかり】モータースポーツと時計のコラボ史

あなたはF1のファンで、時計を買いたいと思っている。なぜなら、この特別なスポーツは、絶対に時計に夢中だから。今年は10チーム中9チームに時計のスポンサーがついているが、手ぶら(腕時計だけに!)で参加したのはアルファ ロメオだけだった。

自動車同士のレースが始まって以来、時計とモータースポーツは密接に結びついている。19世紀に行われた最初のモーターレースでは、競馬のタイム計測用に開発された初期のポケットクロノグラフを使用していた。しかし、20世紀に入ってモーターレースが本格化すると、時計業界もそれに追従しようと懸命に努力してきたのである。自動車が数十年のうちに歩行速度から240km/hという速度に達したのに対し、時計業界は何世紀にもわたって古い世界の技術を磨いてきたのだから、簡単なことではない。

ホイヤー(タグは後に追加された)は、モーターレースにおける最初のビッグネームだった。30年代にスタートしたホイヤーは、ダッシュに取り付けるタイプのラリータイマーを製造していたが、後にリスト クロノグラフを製造するようになり、50年代から60年代にかけてレーシングドライバーの間で人気を博し、F1チームの主要な計時装置として使用された。その中でも特徴的なクロノグラフであるモナコは、ル・マンでスティーブ マックイーンが着用していたことで、今日までレースでの信頼を得ているモデルだ。

また、ロレックスは誰もが知っている以上にモータースポーツに関わっている。マルコム キャンベル卿は、1935年にユタ州の塩田でブルーバードを時速300km以上で走らせたとき、ロレックスのオイスターを着用していた。また、ロレックスは50年代後半からデイトナ スピードウェイのスポンサーとなり、このサーキットは後に車好きの俳優、ポール ニューマンが着用したクロノグラフの名前にもなっている。ロレックスはモータースポーツの世界でも活躍し、2013年からはF1のタイトルスポンサーとなり、その時計とロゴはサーキットの目立つ場所に設置されている。

新たに登場したビッグプレイヤーのひとつが、リシャール・ミルである。自動車好きのフランス人が設立したスイスの超高級ブランドである。リシャール・ミルは、マクラーレンとフェラーリという2つのF1チームのスポンサーになっている唯一の時計ブランドだ。マクラーレンとは、2017年にRM 50-03を発表しているが、フェラーリとの提携を記念した新しい時計はまだ発表されていない。発表された場合は、見た目にも美しく、フェラーリの新車と同じくらいの価格になることは間違いない。最後に警告を一つ。幸いなことに、F1ウォッチを楽しむのに億万長者のクラブに入る必要はないんだよ。

トラックバックURL: https://topgear.tokyo/2021/11/41236/trackback

コメントを残す

名前およびメールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ピックアップ

トップギア・ジャパン 063

アーカイブ