どれが一番刺さる?9台のレトロオマージュな復活組スーパーカー

「俺に言わせりゃ、ランボの生まれ変わったカウンタックが気に入らない」って?じゃあ、あなたのレトロな心をくすぐる、9つの生まれ変わった伝説のスーパーカーをご紹介しよう。

01 フェラーリ SP12 EC

フェラーリのスペシャルプロジェクト(SP)カーは、大金持ちのフェラーリファンからの依頼を受けてコーチビルドで製作されるワンオフのスペシャルカー。ブランシングホースが、彼らの夢をかなえるためにユニークなボディのスーパーカーを製作するのにふさわしいと判断したものである。

SPの中には、フェラーリの豊かな歴史に敬意を表して作られたものも少なくない。イギリスのギター愛好家、エリック クラプトンは、フェラーリの中でも1970年代の512BBがお気に入りで、フェラーリにボクサーの富裕層向けオマージュを依頼した。彼はV12を希望していたが、当時のフェラーリにはミッドシップのV12はなく、V8エンジンを搭載した458 イタリアをベースにすることになったのだ。だから、フェラーリのブラックリストに載ったとしても、欲しいものは教えてくれるだろう。

02 ランボルギーニ ミウラ 2006

ランボルギーニは、あまり「レトロ」プロジェクトを行わない。それはおそらく、歴史上最も象徴的なスーパーカーのいくつかを手がけているからだろう。そして、簡単に現金を手に入れるために過去のカタログから、アイデアを略奪しているなんて思われたら、世間様から怒られるかもしれない。最近の新型カウンタックのように…。

しかし、ランボはレトロな雰囲気を見事に表現することができる。これを覚えているだろうか?2006年、ランボルギーニはオリジナルのルールブレイカーの40周年を記念して、このリボディされたムルシエラゴ LP640を発表した。しかし、このクルマは一般に販売されることはなかった。当時のボス、ステファン ヴィンケルマンはこう説明している。「ミウラは我々の歴史を讃えるものでしたが、ランボルギーニは未来を目指すものです。レトロなデザインは我々の目的ではありません。だから、ミウラは作りません」と説明した。

果たして、正しい判断だったのだろうか?

03 メルセデスSLS AMG

AMGの最初の特注車は、フロントエンジンを搭載した2シーターのスーパーGTで、ルーフヒンジ式のガルウィングドアを備えていた。これは、1950年代に世界最速を誇った300SLに、現代的なマッスルカーの要素を加えたものである。

SLSは地球上で最も速いクルマと表現するには程遠いが、横転事故の際には爆破できるドアヒンジを備え、血まみれのドアを吹き飛ばすことができた。ウン、何よりも安全第一。

04 フェラーリ P4/5 by ピニンファリーナ

ジム グリッケンハウス(スーパーカー会社を設立し、ル・マンとニュルブルクリンク24時間レースの制覇を目指している、あのグリッケンハウス)は、ピニンファリーナから特注のスーパーカーを作らないかと打診され、文字通りのモダンクラシックを製作した。

フェラーリ エンツォを解体して、1960年代のプロトタイプレーサーのスタイルに作り変えるというのは勇気のいる決断だったが、フェラーリ 333SPと330 P4にインスパイアされたP4/5は成功した。どうやらこのワンオフモデルは、元となったエンツォよりもダウンフォースが大きく、かつドラッグが少ないようす。もちろん、エンツォのコストに加えて、400万ドル(4.5億円)を投じた価値はある。

05 デトマソ P72
P4/5に酷似しているのが、2019年に生まれ変わったデトマソのP72で、 これは、1台の車へのオマージュというよりも、複数の車が1つに融合したものだ。

P72は、60年代半ばにデトマソが製作したレーシングプロトタイプP70にインスパイアされたものだが、私たちには、フェラーリ P3/4とポルシェ 917を合体させたように見える。ベースとなっているのは、まったくもってクレイジーなアポロ インテンサ エモツィオーネ(Apollo Intensa Emozione)だが、フェラーリ由来のV12をフォードのV8に置き換えている。72台が生産される予定だが、パンデミックの間は沈黙していた。近いうちに、億万長者のエアコン付きガレージにP72が舞い込むことを祈っている。

06 アストンマーティン ヴィクター

皮膚の下には、パワーアップしたOne-77のV12が搭載され、836bhpと830Nmを発揮する。真ん中にはマニュアル・ギアボックスが。そしてトップには、1980年代から1990年代にかけての、残忍でありながらエレガントなヴァンテージにインスパイアされたボディワーク。精巧に仕上げられたヴィクターは、これまでに製造されたワンオフスーパーカーの中でも最も優れた1台であり、見る者を圧倒する。

07 フォード GT
フォードの創立100周年を記念し、フェラーリ 360やランボルギーニ ガヤルドに対抗するために発表された。スーパーチャージャーを搭載したV8 GTは、ル・マンの伝説的なマシンのディメンションをわずかに拡大していたが、本来持っている魅力や美しさを失うことはなかった。

最新のフォード GTがロードゴーイングのル・マン・レーシングカーであり、しかも素晴らしいものであるのに対し、2000年代半ばのバージョンは、ラップタイムを競うというよりも、フォードの最高傑作のひとつに対してのラブレターのようなものだ。

08 ポルシェ 904 リビング レジェンド

2013年に発表されたシークレット・コンセプトであるこのゴージャスなクーペは、1960年代の904/カレラ GTSにインスパイアされたものだが、足回りは最新のものになっている。904は、VWのハイパーモデル、XL1のカーボン製チューブをベースに、VWのXLスポーツコンセプトに搭載されたドゥカティ製のV2エンジンを搭載していた。

車重は1トン以下、出力は200bhp程度で、ロータスを凌駕するミニスーパーカーとしてセンセーショナルな存在になるはずだったが、生産の目途は立たなかった。

09 ニュー ストラトス

「ロード・オブ・ザ・リング」3部作、あるいはシェイクスピアの全集。はたまた「トワイライト」のファンフィクション。2005年に初めて公開されたニュー ストラトスの複雑なストップ&スタートの物語よりも、時間のかからない物語がいくつかある。2005年に発表されたのが、ニュー ストラトスだ。

フェラーリは、430 スクーデリアを改造したレトロスペシャルの生産を妨害したが、スクーデリアが古くなった今、いくつかのニュー ストラトスは日の目を見ているようだ。 それもそのはず。熟成されてきたので、そろそろ再起動の時期かなと思ってたよ。

=海外の反応=
「フェラーリはまだ904の開発を進めることができたし、それは一日たりとも古さを感じさせないだろう。フェラーリは彼らの典型的な形をしている。でも、右ハンドルで販売されているマッスルはマスタングだけ」
↑「グリーンピスタチオのミウラも悪くないと思う。限定生産で、レジェンドの前身の現代的な後継モデルを作るのもいいんじゃない?」
↑「ランボルギーニは最近、ニュースレターでミウラに関することをほのめかしているようだ。最近復活したカウンタックのことを考えれば、ぜひとも登場してほしいもの」
↑「何も起きないとは言わないけど、50年前はカウンタックのプロトタイプが発表された時期でもあるので、そういうことなんだろう。やるとしたらだけど、アヴェンタドールのプラットフォームかその後継機で、同じようなことを、ものすごい値段で出すんじゃない?」
「やはりオリジナルの方が見栄えが良いな」
「もしも、レトロなミウラをちゃんと作っていたら…。そして、多くのポジティブなフィードバックを得ていたならば、製品化されていたはず。それができなかったので、「明らかに」できない理由を作ってしまったのだと思う。知る限り、新型カウンタックは非常に高い評価を得ており、大きな成功を収めているようだ」
「フォード GTが僕にとってナンバーワン。これらの車の半分以上は一台限りのものであったり、道路を走らないものだ。フォードはGTを作りすぎて、今までで最も美しいクルマのひとつになってしまっている。SLSも同様に、現代の驚異だ。フェラーリのワンオフ車である458よりもずっといい」

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

Top Gear JAPAN トップギア・ジャパン 046
価格:1500円(税込、送料無料) (2021/12/6時点)


アーカイブ

subscribe RSS